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2016年12月24日(土) 練習日誌② 肘出し潜らせ底を打ち上げる

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肩を前に出して。

肘周りを緩め。

手首を折っていくと。

拳は握り込まれる。

のに対して。

肩を後ろに引いて。

肘を前方に振り出し。

手首を折っていくと。

掌が開かれていく。

これも運動に伴う筋の関係性。

運動が終わって力を緩めれば。

その反動で拳は握り込まれることになるのだけれど。


その形を利用して。

太極拳の朝天蹬一(ちょうてんとういつ)を試してみる。

相手に胸倉を掴みかかりにきてもらって。

まずは胸の動きで左腕を上げ。

相手が伸ばした腕に軽く引っ掛ける。

そのときに。

右肩が後ろに巻かれた動きを使って。

腕を畳んだまま。

肘を前方に振り出す。

このとき。

掌ははじめから開いたまま。

指先が相手の顎先を。

掠めるか掠めないかの辺りを通す。

すると。

前に張り出した肘の動きで。

掌底がちょうど顎先に宛て込まれる。


左手に誘導されて。

前方に勢いづきながら。

顎をかちあげられて頭を逸らされ。

代わりに進んできた肚に対して。

こちらの右膝がめり込む。

相手が男性であれば。

低めに膝を上げれば。

金的を打ち抜くこともできる。

洒落にならないけれど。


肩をそのまま引き続けて。

肘周りの力を緩めれば。

腕が伸ばされて。

八極拳の托塔(たくとう)に繋げられる。

これはこれで洒落にはならない。

あまり勢いを出さないように気を付けつつ。

向かっては押し戻されと。

繰り返し馴染ませる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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