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2017年1月21日(土) 練習日誌① 莽蛇纏身で纏わり落とす

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身体の運用と套路に乗せる練習。

八極拳の莽蛇纏身(まんじゃてんしん)。

右向きの弓歩に立って。

左手は足と足を結んだ線に。

垂直に差し出したところ。

小八極の黑虎偷心(こっことうしん)が終わったところから。

肚の動きで起こした作用で。

左腕が折り畳まれながら。

掌が天井に向けてひっくり返る。

決して。

腕の屈筋を活用して。

縮めてくるのではなくて。

三節昆が回されて。

ぱたぱたと根本から折られるように動く。

相手がこの腕のどこからに触れていれば。

その折られる動きに引き込まれて。

前方につんのめるように進まされる。

いわんや打突中をや。

仮に相手が左手で衝いていた場合。

相手が進み出ていることで。

相対的に相手の背に入りかけた状態になる。

ここから。

脚。

足。

肚と。

揺り動き。

揺り戻る動きで。

両の手を。

扇がひらりと舞うように。

旋回させていく。

跨の動きで。

相手の背に沿うよう移動し。

その両手を。

左手は相手の首元もしくは顔面。

右手は相手の肚から跨。

それぞれに回し掛けると。

まさに大蛇が。

相手の胴体に纏わりついたかの如し。

複合的に崩された相手は。

その場に落下させられる。


練習ではゆっくり。

焦ると危ない。

左手をきっちり。

上昇させ続ければ。

落下する身体についていけずに…。

と。

掛けられる側は冷や冷やしながら。

繰り返し。

纏わりついてみる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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