理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年10月15日(土) 練習日誌③ 居着かず拍なき動きは逃げ遅れる

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太極拳の玉女穿梭(ぎょくじょせんさ)で歩を詰める。

若干離れた間合いから。

一歩出てくると思ったときには。

足をそこで踏みしめることなく。

動くために。

拍ができずに。

まさに拍子をとることができない。

そのまま歩む二歩目。

三歩目に。

反応が遅れ。

動こうと思う時には。

もう目の前に歩み出られてしまう。

間に合わないと思って。

迎え撃とうと。

前掛かりになれば。

車線は変わらずに。

迂回するように。

展開するように。

翻った動きで。

背後にすり抜けられる。

これらの動きも。

頭の高さを変えないとか。

回転の中心を身体の外に出すとか。

成立の条件を固めて動くより。

身体が自然に。

とることのできる動きとして。

その結果成立するよう慣らす方が。

自由に。

あるべき形になるように思う。

何にせよ。

逃げようと思えば動き遅れ。

迎え撃とうと思えば転じられる。

嫌らしいものだ。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月15日(土) 練習日誌② 相手に動かしてもらって返してあげる

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胸骨と鎖骨と肩をばらせるようにしたら。

相手に両肩を押してもらって。

それを返す練習に応用してみる。


前から歩いてきてもらって。

両の手で。

自分の両の肩を。

前から押して後退させにきてもらう。


肩が押されたときに。

すぐに反発しようとするのではなくて。

柳のように。

胸骨を幹として。

両の鎖骨が胸骨を中心にV字に折れ。

肩も押されるに任せて後方に。

そこから。

胸を前方に出すのではなくて。

胸を反対に押された方に引き戻す。

それによって。

鎖骨に引かれた肩が前に戻り始めて。

押し込む相手の力を。

吸収しながら巻き戻る。


相手からの作用を使いながら。

自律的な動きも混ぜ込んで。

極小の力で相手に返す。


本来なら。

相手の抵抗感も利用しながら。

後ろに跳ね飛ばしてやろうと。

押したはずなのに。

抵抗もなく。

身体も崩されたことで。

まるで。

衝撃をすべて吸収されてしまったかのように。

押した瞬間に。

前に出られずその場に立ち尽くす。

きょとんとした感じ。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月15日(土) 練習日誌① 鎖骨を固めず節成し動く

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身体を分解して統合する練習。

鎖骨に着目してアプローチ。

鎖骨は胸骨と肩を結ぶ重要な要素。

まずは肩を回すようにして。

準備する。

右腕を挙げて。

相手に掴んでもらう。

これを。

左方向に振り払うように動かしたい。

身体を単に回すと。

胸骨と鎖骨と肩は。

一体にしてしまいがち。

後は。

上腕に一生懸命力を入れて。

腕も固定して。

足で頑張って蹴って。

腰を捻っていこうとしてしまう。


これを少し変えて。

まずは。

胸骨だけを左斜め前に動かす。

肩の付け根を緩ませれば。

腕を掴まれていても。

追従せずに動かせる。

続いて。

胸骨を元の位置に戻しながら。

代わりに鎖骨を。

シーソーのように使う。

右肩が前に出るけれど。

腕の力を緩ませておけば。

この動きも。

相手は拘束できない。

最後に。

肩が戻るときに。

上腕を送り出せば。

胸からの慣性が伝わって。

腕を握った相手は手ごたえなく振り回される。

徐に身体ごと移動させられるがゆえ。

自分が浮かされ傾いてから。

抵抗する間もなく。

御されてしまったことに気付く始末。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年11月5日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2016年11月5日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2016年11月19日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2016年10月29日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年10月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年11月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年11月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年10月8日(土) 練習日誌③ 下向きの力もきちんと出して

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重力方向へは。

身体の力を抜くことで容易に動けてしまう。

だけれど。

容易であるが故に。

基本的には通用し難い。


太極拳の起式にて。

腕を上げて。

下ろす。

このときの。

下ろす動作で。

きちんと自分の身体で。

力を生み出すことを練習する。

そのために。

身体の内部で。

横隔膜を下げて。

肚を拡げることを繰り返す。

単に。

容れモノそのものが。

落下してしまうのではなく。

内容を押し下げる。

そこで生まれる下方への力を。

活かしながら。

腕を折り畳む。


人の身体は。

筋(きん)。

皮。

骨。

節。

筋(すじ)。

臓。

色々な要素で。

互いに関係しながら繋がっている。

落下以外の。

形を変える方法でも。

下方へ動くことができる。

それを学ぶ練習。

下方の力を生み出せると。

両腕で片腕を持ち上げるようにしていても。

腰から下方に砕けてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月8日(土) 練習日誌② 崩して寄せて腰を斬る

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肚からの水平面の動きを発展させて。

蟷螂拳の腰斬(ようざん)を取り上げて練習する。

自分の肚を。

左に切るようにして開始。

肩に動きが伝わると。

上腕が腕に沿って体幹側に引かれる力が生じる。

このときに。

腕を伸ばそうとする力を緩めると。

前腕が上腕に近づくように。

折り畳まれて。

縮めた抅手の形になる。

体幹から連なった力は。

相手の捶や掴みかかる腕を捉えて。

相手の体幹まで伝わりながら。

こちらの左腕の動きに支配される。

相手が左の捶。

右での掴み。

いずれで向かってきても。

身体が引き伸ばされるように。

その面をこちらに向けることになる。


左腕を抅手に導いた動きは。

同じく。

右腕を身体の前面を薙ぐ動きを導いて。

脇。

肘。

手首と。

順に留める力を緩めて行けば。

相手の腰を斬る動きを象ってくれる。

斬までを。

対人で試してしまうと。

はまったときに。

大変なことになるので。

抅手と。

斬は。

別々に試して。

後は形として染み込ませる。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月8日(土) 練習日誌① 肚と胸を分けてつなげて

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水平面上の動きの練習。

肚からの動きと。

胸からの動きを。

分解して練習する。

まずは肚から。

右足を回転させて。

肚を動かす元を作る。

骨盤が回ってしまわないように。

左足の根本はキープする。

できるだけ。

肚だけが左向きに動くように。

そこから。

回転させた右足を戻せば。

再び肚も正面向きに戻る。

站椿の形で。

左腕を胸前に挙げて。

外から相手に押さえてもらう。

余分な力みや。

意識的な身体の部分の分離がなければ。

足と肚の動きをするだけで。

押さえている相手は不意に後ずさりさせられる。


胸の動きも同じように。

こちらは胸だけで。

胸を扇状に移動させる。

回転のイメージだと後ろ向きに力が発揮されてしまうので。

水平に挙がった左上腕を目指すくらいで。

このときに。

肚がついていかないように。

留めておけば。

動かした胸は。

肚に引かれてまた元に戻る。

その要領で。

ついと胸を動かせば。

肚のときと同じく。

左腕を押さえた相手は。

弾けるように後退する。


肚も胸も同じく作用させられることがわかったら。

両方をつなげて動かしてみる。

同時ではなくて。

少し時間差を設けて。

肚は腕を動かすためではなくて。

胸を動かすために。

胸は腕を動かすために。

その動きが噛み合えば。

個々で動くよりもその作用は大きくなる。

分けて。

つなげて。

身体を慣らしながら積み上げていく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年10月22日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2016年10月22日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2016年11月5日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2016年11月19日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2016年10月15日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年10月15日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年10月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年11月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年11月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年10月1日(土) 練習日誌③ 踏み込むことなく足替え進む

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太極拳の玉女穿梭(ぎょくじょせんさ)で。

二歩進む部分を切り取って練習。

片足上げたところから。

一歩ずつ進もうとすると。

踏み込んで。

体重を前足に掛けようとしてしまう。

これを。

前足に体重が掛かろうとするときに。

骨盤を折って。

拒否するようにする。

すると。

体重を前足に掛けなくても。

後ろ足は出せて。

重心が落ち着くことなく。

歩を進めることができる。

居着かない歩み。

二歩目は。

骨盤を折るときに。

肚を横に切ってあげれば。

支えが外れたことで。

身体が転回し。

真っ直ぐなのに。

迂回したような身遣いができる。

そのまま。

推進力を活かして。

肘打ちにつなげてお仕舞い。


踏み込むことなく。

足がすすっと替わり進むと。

後退して逃げる動きでは。

速度が追い付かないので。

簡単に補足される。

加えて。

穿掌のように。

柔らかく突き出される掌に。

手を取られて。

身を崩される。

音もなく。

間が詰められる様子は。

喰らわされる身からすれば。

遠近感も狂って。

まさに堪らない。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月1日(土) 練習日誌② 梃子が崩れれば出せる力も半減する

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相手の体勢を。

情勢を制御する練習。

両肩を押して。

壁に押さえつけるようにしてもらう。

前に跳ね除けるも。

地面に伏せるも。

ほとんど身動きがとれない。

この状態で。

肚を好きな方に捻じる。

骨盤ではなくて。

肚。

そのまま。

胸。

肩と。

その捻じりに従って。

順に動きを繋げていく。

肩が浮こうとするところまで。

そこまで動かしたら。

お仕舞い。

その後は。

相手の両腕を。

下から支えて前に押しても。

自分が地面に向かって下がってみても。

どちらでもよく。

概ねの動作は。

もう止められなくなっている。

身体の捻じりで。

伝わる振動で。

押さえようとする相手の骨格が崩れて。

梃子が乱れることで。

思った以上に力が出せなくなっている。

捻じる動きを。

極力小さくしてしまえば。

相手はいつ動いたのかも気付かない。

がっちり押さえ込んだつもりなのに。

ひょいと腕を外して。

押し戻されることで。

目を丸くしている表情が愉快。

尤も。

腕を外している側も。

同じく目を丸くしているのだけれど。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月1日(土) 練習日誌① 緩める部位を変えて形を変えていく

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八極拳の套路練習。

小八極の退歩献肘~収式をもう少し。

掛搨式(かたしき)を終えたところから。

腕の動きを丁寧になぞる。

腕の形の変化は複雑ではないのだけれど。

なるべく。

形から形の間を無視せず。

その過程を大事にする。

それは。

動きが止まった状態だけをみるのではなく。

そこに至るまでを。

必要な力を。

緩めることに注意する。

力を入れて。

力を込めて。

その場所に移すのではなくて。

形が変わるために。

支えている部分を。

順番に緩めていく。

献肘から。

収式のために。

左拳を。

肚前に落とすときでも。

肩周り。

上腕周り。

それらの筋肉を。

支えている力を。

緩めるだけで。

所定の位置に持っていくことができる。

それを確かめるために。

動こうとする腕を。

もう一人が握って拘束しようと試みる。

力で動かそうとすると。

簡単に止められてしまうのだけれど。

緩めることを主体に動かせば。

その動きは止めにくく。

形の推移を留めることはできない。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 触れられることと触れていること

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相手を操作するときには。

分かりやすいように。

掛け手と受け手が存在して。

受け手は定めた形や心持ちをしてもらって。

掛け手はそれに対して。

定めた触れ方をして自分の身体を操作していく。

そういった条件設定。

それは。

ときには自分が相手の肩に手を置いたり。

反対に。

相手に自分の肩に手を置いてもらったり。

どちらの場合も。

自分が掛け手で。

身体の操作を施すことで。

相手を崩すことができる。

であるならば。

触れていることと。

触れられていること。

それは。

主体が変わっただけで。

主体の捉え方が変わっただけで。

どちらも同じことであったりする。

自分が触れていて。

相手が触れられていると。

掛け手であると錯覚しがちだけれど。

相手が触れ"させて"いて。

自分が触れ"させられて"いる。

のであれば。

受け手は自分であることになる。

だから。

身体の外からみた形だけでは。

形勢の有利不利は単純に推し量れない。

その心持ち。

精神の在り様も。

観なくてはいけない。

そんな自然の理のひとつ。

2016年9月24日(土) 練習日誌③ 反作用なく滑らかに動作を完結させる

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相手をコントロールする練習で。

単に相手の二の腕を掴んで。

軽く引き込むことを試す。

自分の二の腕にも力を入れたりして。

相手の腕も握り込んで。

頑張って引っ張ろうとすると。

すぐに。

自分の力による反作用が生まれて。

相手の抵抗も生まれて。

それを押さえ込むために。

身体のあちこちで。

複雑な補完作業が始まってしまう。

その結果。

ただ引いてくるという動きの中に。

断続的な抵抗と変化が生まれて。

素直な。

自然な動きが阻害されてしまう。

ひとつひとつの力は。

継続しない千切れた力になってしまう。

統一されない力は。

ひとつひとつが小さいので。

最終的に。

押さえ込まれやすい。


なので。


腕を引くために。

まずは胸や脇や背を動かす。

動かしたい方向や。

形によって異なるけれど。

脊椎に近い。

体幹に近いところを起点にする。

そうして動きの方向性。

慣性を作ったら。

腕は徐々に力を緩めて。

その慣性に従うだけ。

力みではなく。

緩みで成した動きは。

反作用を薄め。

滑らかな動作を生む。

滑らかな動作は。

統一された方向性を作って。

反対に。

ばらばらにしか抵抗できない相手であれば。

すんなり崩しこむことができる。

上手くいくと。

相手は不意に腰が崩れて。

前に落ちるように感じられて。

心の準備がまだだっただけと。

錯覚したりもする。

そんな練習の一幕でした。

2016年9月24日(土) 練習日誌② 力強くなく橋を渡る

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黑虎偷心(こっことうしん)を復習しながら。

左から右に切換えしての。

左捶に着目。

正拳突きのように感じられるからか。

力強く突き切ろうとしがち。

だけれど。

反対に。

上腕の力を緩めながら。

ぺらんと突くように練習。

右方に移行するときの。

跨と肚の働きで。

勁力は備えられているので。

それを邪魔することなく。

腕の力はなるべく緩めていく。

当たったときの衝撃も。

ほとんど感じない。

感じる衝撃があるとすれば。

それは。

力みによって生じた反作用に他ならない。


左の捶を打つ前に。

前方に差し出した右手で相手までの経路を確保する。

相手に触れること。

それは橋を渡すこと。

もし相手が見えていなくても。

触れて辿った先には。

相手の腕があり。

肩があり。

顔面がある。

もしくは。

腕を交錯して迂回した先には。

脇腹か。

心の臓がある。


力強くではなく。

すっとした状態で。

橋を渡って。

相手に到達する。

黒虎偸心掌のように。

掌を使う場合には特に。

力んでいては。

相手のどこに当たるかわからないと。

思わぬ位置で。

指先から衝突してしまう可能性もある。

どの位置で当たろうと。

はじめから力んでいなければ。

関係なく。

身体からの力を伝えることができる。

套路で動きを馴らして。

対人で滞りを均していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年10月8日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2016年10月8日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2016年10月22日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2016年9月24日(土) 練習日誌① 小八極: 退歩献肘~収式

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八極拳の套路練習。

小八極の退歩献肘~収式。

採楼勾拌(さいろうこうはん)から掛搨式(かたしき)へ繋げたところ。

馬歩に移りながら。

右腕を肚前に地面に水平に。

左腕は拳で手鏡にして墜肘。

そこから。

右腕を右側に突き出して。

左腕は左に開く。

顔は右拳をみるように。

右足に寄りながら。

両腕を下腹に回収して。

左右を振りみて起立しておしまい。


馬歩に移るところ。

左足を軸にした動きにみえるけれど。

左足に一々体重は掛けない。

寧ろ。

左足の上を迂回するように。

骨盤を抜いて動かす。

移ろいは一挙動で。

左足を経由すると二挙動になってしまうので注意。

左足は。

内踝の下あたりで。

結果的に回転するだけ。

掛搨式できちんと体が伸びやかに使われていて。

片足に乗らない重心移動が必要になる。

無理矢理実現しようとすると。

ただ単に。

倒れ込む動きでバランスをとろうとするだけになる。

地味な部分だけれど。

大切な部分。

套路はようやく一通りになって。

これから。

さらに深める段階へ入っていく。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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