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2016年9月24日(土) 練習日誌③ 反作用なく滑らかに動作を完結させる

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相手をコントロールする練習で。

単に相手の二の腕を掴んで。

軽く引き込むことを試す。

自分の二の腕にも力を入れたりして。

相手の腕も握り込んで。

頑張って引っ張ろうとすると。

すぐに。

自分の力による反作用が生まれて。

相手の抵抗も生まれて。

それを押さえ込むために。

身体のあちこちで。

複雑な補完作業が始まってしまう。

その結果。

ただ引いてくるという動きの中に。

断続的な抵抗と変化が生まれて。

素直な。

自然な動きが阻害されてしまう。

ひとつひとつの力は。

継続しない千切れた力になってしまう。

統一されない力は。

ひとつひとつが小さいので。

最終的に。

押さえ込まれやすい。


なので。


腕を引くために。

まずは胸や脇や背を動かす。

動かしたい方向や。

形によって異なるけれど。

脊椎に近い。

体幹に近いところを起点にする。

そうして動きの方向性。

慣性を作ったら。

腕は徐々に力を緩めて。

その慣性に従うだけ。

力みではなく。

緩みで成した動きは。

反作用を薄め。

滑らかな動作を生む。

滑らかな動作は。

統一された方向性を作って。

反対に。

ばらばらにしか抵抗できない相手であれば。

すんなり崩しこむことができる。

上手くいくと。

相手は不意に腰が崩れて。

前に落ちるように感じられて。

心の準備がまだだっただけと。

錯覚したりもする。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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