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2016年9月24日(土) 練習日誌② 力強くなく橋を渡る

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黑虎偷心(こっことうしん)を復習しながら。

左から右に切換えしての。

左捶に着目。

正拳突きのように感じられるからか。

力強く突き切ろうとしがち。

だけれど。

反対に。

上腕の力を緩めながら。

ぺらんと突くように練習。

右方に移行するときの。

跨と肚の働きで。

勁力は備えられているので。

それを邪魔することなく。

腕の力はなるべく緩めていく。

当たったときの衝撃も。

ほとんど感じない。

感じる衝撃があるとすれば。

それは。

力みによって生じた反作用に他ならない。


左の捶を打つ前に。

前方に差し出した右手で相手までの経路を確保する。

相手に触れること。

それは橋を渡すこと。

もし相手が見えていなくても。

触れて辿った先には。

相手の腕があり。

肩があり。

顔面がある。

もしくは。

腕を交錯して迂回した先には。

脇腹か。

心の臓がある。


力強くではなく。

すっとした状態で。

橋を渡って。

相手に到達する。

黒虎偸心掌のように。

掌を使う場合には特に。

力んでいては。

相手のどこに当たるかわからないと。

思わぬ位置で。

指先から衝突してしまう可能性もある。

どの位置で当たろうと。

はじめから力んでいなければ。

関係なく。

身体からの力を伝えることができる。

套路で動きを馴らして。

対人で滞りを均していく。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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