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雑記: 緩めるために力んでみる

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力を緩めることは。

ときに。

力を入れることよりも難しくて。

練習しているときも。

会員さんから。

緩める方法がわからないと。

相談されたりもする。

そのときのための。

簡易的な実験兼練習方法をひとつ。

方法は簡単。

緩めたい部位が。

緩んだときに。

起こる動作と。

反対側にまず力んでみること。

例えば。

上腕三頭筋を緩めたいとする。

ちなみに。

力こぶを作るのが上腕二頭筋で。

その裏側にあるのが上腕三頭筋だ。

腕を伸ばすときに使われる筋肉。

右腕を前にならえのように出して。

肘を少しだけ下に落として曲げてみる。

この状態で。

上腕三頭筋の力を緩めれば。

二頭筋で引っ張られて。

前腕が上腕にくっつく側に倒れてくるのだけれど。

三頭筋は伸筋だったりするので。

入れる抜くの感覚が判り難くて。

さらに。

前腕が重力に反して。

上腕側に上がり倒れることが信じ難く。

どうしても。

上腕二頭筋への力の入力をしてしまいがちになる。

この場合。

右腕を挙げているとすると。

左手を右腕の前腕の下に添えてみて。

その左手を下に押し返そうとしてみる。

このとき。

肩の力で押し下げるのではなくて。

三頭筋の伸展で下げることを意識してみる。

左手は絶対負けないように。

下から右腕を押し返す。

その途中で。

しっかり力を込めた状態で。

下方を押さないように。

状態をキープする。

このキープは。

実は二頭筋が拮抗することで実現できるのだけれど。

もし。

キープができない場合は。

この時点で腕が折り畳まれてくるので。

それが三頭筋が緩んで行った状態。

キープができた場合は。

誰かに前腕を掴んでもらって。

このキープを止めてあげると。

三頭筋の緩みで腕が折り畳まれて行って。

力を込めた気がしなくても。

相手がついと引き寄せられてくるはず。

ある事象が実現し難いときは。

その反対の事象を強調して利用してみる。

陰と陽の利用。

そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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