理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年7月9日(土) 練習日誌③ 単換掌と攬扎衣

Permalink:

八卦掌の単換掌から。

少し角度を変えて太極拳の攬扎衣へ。

腕の遣い方が少し異なるものの。

腕を出す原動力は良く似ている。

攬扎衣の方が最後を締めているイメージ。

腕の形。

手の形で趣が変わる。

その後の展開も変わっていく。


その違いの面白さはさておいて。


攬扎衣は。

はじめに化勁があるもので。

そこを少し加えてみる。

といっても。

まずは套路としての動き方から。


肚の切り方は単換掌と同じ。

但し足の裏は地面と接しているところから。

なので。

それほど大げさに足の挙動は使わない。

肚を中心に。

左方に右方に切り返す。

その切り返しが両肩に伝わって。

連動して両の腕が。

身体の前面で小さな弧を描く。

ここでまた右方から左方への切り返し。

合成された運動が。

もう一回り大きな弧を描く助けになる。

そこから後は。

再び右→左と切り返して仕上げとなる。

都合4回切り返す。


すべてが。

身体の中心で起きた流れで。

腕や脚は。

力を緩めることで軌道を作り上げる。

套路のはじめの方にあるにしては。

難易度の高い動きなれど。

だからこそ初めの方にあるとも言える。


一見すると。

複雑な動きに見えるけれど。

起点となる動きは。

それほど複雑じゃない。

なるべく力を緩めるように。

人為が入らないように。

起こるべく動きを起こす。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.