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2016年7月2日(土) 練習日誌① 小八極:斜行單鞭

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八極拳の套路練習。

小八極から斜行單鞭(しゃこうたんべん)。

捨身下式で姿勢を低くしたところから。

身を起こしながら。

左手は抅手にしがら左に払い。

右手は掌で正面を打ち抜く。

両手が同時にそれぞれ別の役割を果たす。

それでも。

力の源はひとつに。

前足と後ろ足で協調しつつ。

肚の左方への捻じりを起点に。

芯の巻き上がりが。

左肩に伝わり。

肘、手首の移動へつながっていく。

その接続は。

胸の右方への引き戻しで射出されて。

同じ動作で。

右手が前方に伸びる契機になる。


両の肩甲骨は。

最終的に。

背で寄せられるように落ち着いて。

その分右手は伸びないので。

右足は少し斜め前に引き摺らせながら。

若干。

右肩が前に出るように。

全体を旋回させる形になる。

姿勢としての右肩は出ずに。

相手に対する角度の変更で。

右肩側が出た形。


套路では。

順に動くことで整うものの。

いざ人相手に試してみると。

どうしても。

右手を当てたくて。

早くに手が伸びてしまう。

逸る気持ちを押さえつつ。

手を伸ばさずに。

身を寄せる。

上手くいけば。

抅手で相手の腕を拘束しながら。

上腕を打って肘を挫いたり。

顔面を打って床に組み伏せたり。


最後はやっぱり。

これまでの先入観と。

身体の使い方の。

その差を埋める頭のコントロール。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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