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2016年7月9日(土) 練習日誌① 押される力を誘導して

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久しぶりに遊びに来てくれた人もみえるので。

腕の力を緩める練習から。

はじめは一人で。

塔手のように腕を掲げて。

体幹に近いところから順に力を緩める。

部分部分を扱えることが大事なので。

それ以外の力は緩めずに。

腕を何度かぶらぶらさせる。

力の緩め方に慣れてきたら。

パートナーに手首を掴んでもらって。

緩めた運動が作用するか確認。

注意点は。

相手に掴まれたときに。

既に緩んでしまうこと。

腕を相手に預けてしまうこと。

あくまでも。

自分の腕は自分で保つ。

それから。

順に力を緩めれば。

その抜け度合に応じて。

相手は前のめりに崩れたり。

地面にしゃがみ込んだり。


自分の動き方の癖があるので。

力を抜きにくいところ。

緩めにくいところがどうしてもある。

それは自分の体と対話。

そういったことが見つかることも大事。


上手くできないところがあっても。

敢えて難しいことにも挑戦してみる。

というわけで。

腕を掴んだ相手が押してくるときに。

タイミングを合わせて力を緩める。

自分のタイミングではなくて。

相手のタイミング。

それほど刹那のことではないけれど。

心の準備の問題。


気負わず焦らず力まずに。

力を緩められれば。

相手が押してきても。

変わらず崩すことができる。

むしろ。

相手は自分が押した力と相まって。

より複雑な崩れ方をしたりする。

どこかで力むところがあると。

そこで反作用が生まれてしまって。

逆に自分のバランスが崩れる。

また。

押された瞬間に。

腕の力を一斉に抜いてしまうと。

相手は腕一本軽々持ち直して。

身体の中心を。

腕ごと胸を押して来れてしまう。

成功例だけでなく。

何をするとどうなるのか。

ということも敢えて試してみる。

違いをみてみる。

そうして体験して覚えていく。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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