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2016年7月16日(土) 練習日誌③ 太極拳:脚を丁寧に摟膝拗步を

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太極拳の套路練習。

簡易式から摟膝拗步(ろうしつようほ)。

白鶴亮翅で両手を左右に拡げたところから。

毎度の如く。

肚からの動きで開始。

左へ肚を切って。

右へ切り返し。

それを契機に。

右腕は肘を閉じるように。

左腕は外に回るように。

そのまま。

右へ右へと大きく切りながら。

突と左腰を引き戻して。

その変化を受けて。

右腕は耳横に。

左腕は肚元に伏せ。

左足は少し捻じれて跳ね上がる。


こうして上がった脚は。

遠心力を備えず。

それ自身の重さが充分に発揮できる状態で。

その脚を前に進ませることで。

相手を踏み押すことも。

内から外へ揺らし崩すことも。

外から内への押さえとすることもできる。


前に足を進みだしたことを契機に。

再び肚を左に切り始め。

小八極の斜行單鞭のように。

左肘→左手首と順に振れ。

最後に身を立て戻すことで。

右手が前方へ進み出る。


ひとつの肚の動きから。

両手両足がそれぞれ独立したかのような動きを作る。

すべてを制御しようとすると。

とても混乱してしまうことだけれど。

套路として。

繰り返し。

個々の動きに着目しながら。

段々統合した動きに整える。


簡単な作用の練習を付け足し。

弓歩に立ってもらって。

前足を。

上げた脚で踏んづける。

至極軽く乗せられただけの。

その脚に容易に踏み崩されて。

呆気にとられた顔をしたりする。

反対に踏んづけられることを確認して。

套路でない動きで。

足を上げて踏んづけても。

全く作用がないことに再び驚く。

その違いに。

そんな驚きがまた愉しい。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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