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2016年7月16日(土) 練習日誌① 小八極:回身~金鶏抖翎

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八極拳の套路練習。

小八極から。

回身撩陰手。

金鶏亮翅(きんけいりょうし)。

金鶏抖翎(きんけいとうりん)。

斜行單鞭で身体が起き上がったところから。

抅手になった左手を。

お皿を持って掲げるように。

くるりとひっくり返す。

その返しを起こすために。

身体を反転させて肩の揺らしを作る。

そのまま独立式に。

返した左手を伏せるように胸前に。

ここまでが回身撩陰手。

反転するときも肚の動きを手足に伝えるように。


左手で前方を押さえつつ。

一本指立ての抅手にした右手で。

金的を打つように進み出る。

回身からの逆回転が内包されていて。

頂心肘や搋捶と同じ身法で打ち込む。

左腕にも同じ勁力が流れるので。

肚元まで引き寄せる力も生まれている。

ここまでで金鶏亮翅。


金鶏抖翎は。

雙抱肘から雙栽捶の身法で。

打ち出しの勁力を作りつつ。

拗歩右抱捶から馬步捶の進法で。

重心を滑らせて打ち込んでいく。

両の腕は。

名前の如く左右に拡げるように。


亮翅も抖翎も。

一度腕は折り畳まれることが大事。

それは。

はたくために引くのではなくて。

身体の力を伝えるために。

結果的に畳まれること。


金的はさすがに危ないので。

内腿などに打撃を当てる練習を少し。

腕力でばしんと当てても。

表面が痛いだけで崩れなくて。

動作を守ることで。

軽く当ててみても。

全身が揺らされて崩される。

倒れたり後ずさったりする。


套路の中では少し派手で元気のいい箇所なれど。

守るべき要訣はたくさん詰め込まれている。

繰り返し繰り返し羽ばたいてみる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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