理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年2月2日(土) 練習日誌② 相手の身体を擦り抜けるように

Permalink:

的があると。

そこを目掛けて力を発揮しようとする。

すると。

末端から押したくなってしまい。

反作用を受けるような。

そんな振る舞いになりがち。

それを。

少し違う感覚にもっていくために。

段階的に。

遊び稽古をしてみる。

相手に。

適当なポーズで立ってもらい。

通り抜けられそうな。

隙間を見つけて。

相手の身体に。

自分の身体のどこかを。

擦り付けながら。

向こう側に抜けてみる。

脇でもよいし。

股の下でもよし。

相手の近く。

だけれど。

相手には向かわない。

それに慣れたら。

相手にどこかを掴んできてもらって。

掴まれたところは関係なく。

相手の身体の周りにある。

空間を目掛けて。

同じように擦り抜けてみる。

相対することがなければ。

意外に。

相手のそこに留めようとする。

力は発揮されにくい。

また。

自分が動ける。

進行する力というのは。

思いの外大きく。

拘束を維持するのも難しいことがわかる。

そんな練習の一幕でした。

2019年2月2日(土) 練習日誌① 肚の引きで捶を浸透させる

Permalink:

太極拳の掩手捶(えんしゅすい)。

捶を打つところを抽出して。

右捶を打つために。

肚を左に寄せて。

順に。

胸。

肩。

肘。

手首。

拳へと。

慣性を伝えていく。

単に。

肚の寄せだけを。

伝えていくだけでは。

緩慢な伝達になってしまうので。

拳が打ち出されて。

目標に到達するところで。

正中線を出して。

一気に。

身体を復元させるようにする。

そうすることで。

肚の引きが生じて。

末端である。

拳の。

揺れと。

引き方向への慣性が生まれ。

相手に浸透する。

勁力が鋭くなる。

慣れないと。

間が取り難いところはあるけれど。

慣れてこれば。

次第に。

小さな動作で。

大きな威力を発揮できるようになる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年3月2日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年3月2日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年3月16日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年4月6日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年1月26日(土) 練習日誌④ 振り返りて左右を小さく切り換える

Permalink:

形意拳の鶏形から。

崩拳を打って。

上段を振り払いながら。

掌打を打ったところから。

肚を。

少しだけ左に切り。

すぐに中央に戻す。

そのまま振り返るのだけれど。

ここで左方に。

誘引された動きを伝えて。

右腕を。

顔面の前を通して。

肘を先行させるように。

振り抜く。

それをしながら。

肚を起点に。

振り返った動きを。

振り返りて止めるようにして。

その停止の慣性を使って。

左腕を。

先ほどの右腕と同じように。

顔面の前を振り抜く。

小さく。

素早く。

前後に対して。

顔面を守りながら。

相手の攻撃を。

打ち払う。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月26日(土) 練習日誌③ 崩拳を3つに区切って打ち込んでいく

Permalink:

形意拳の崩拳を個別に練習。

三体式に構えて。

前足を支えている力を緩めて。

前方に進み始めると共に。

胸を後ろに倒すようにして。

その力で。

両腕を胸前に振り上げる。

次に。

胸を中立に戻すようにして。

肩をやや前方に出す。

最後に。

正中線を出して。

後ろ手を。

重なった前手を。

迂回するように。

肘を前後に。

揺らしつつ。

手首も緩めて。

短く。

打ち出していく。

引かれた跨によって。

浮き身が掛かり。

後ろ足が前方に進みつつ。

前足も前方に滑り進む。

推進力と。

沈墜する力。

短い打撃にみえて。

そこには。

複合した力が融合されている。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月26日(土) 練習日誌② 跨を急に折って大きな力を伝える

Permalink:

右足を前に。

順の右手で。

相手に打撃を加える。

そのときに。

右腕を伸ばす力を。

主体にするのではなく。

跨を折って。

お尻を後ろに突き出すようにして。

体幹の。

長い部分を大きく動かす。

但し。

頭と胸は立てて。

後方への回転に。

慣性が使われないようにして。

すると。

腕の力は。

支える程度にしか。

用いなくても。

体幹の大きな力が。

相手に。

貫通力となって伝わる。

それは。

腕での打撃でなくても。

両肩を押さえられ。

押し込んで来ようとした相手に。

瞬間的に。

跨を折ることで。

跳ね返すことにも使える。

拘束されても。

動かせるところを使う。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年2月23日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2019年2月23日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年3月23日 土曜日
時間 12:00~14:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2019年1月26日(土) 練習日誌① 捻じられつつも反対へ崩し持っていく

Permalink:

右腕を地面に垂直に立て。

相手が両腕で。

右腕を掴んで。

内側に捻じろうとしてくる。

このときに。

自分の肘や肩で。

抵抗する力を生み出さず。

捻じられるに任せるように。

肘や肩を支える力を。

緩めていく。

それに対して。

自分の骨盤は。

反対の右側(外側)に。

ぐるりと捻じっていくと。

相手は。

こちらの右腕を。

内側に倒しながらも。

体幹から起こる慣性が。

その身に伝わって。

同時に。

身体が外側に持っていかれて。

くの字になって。

崩し移動させられてしまう。

自分の行動が。

不発に終わっただけでなく。

気が付いたら。

浮かされて移動させられている。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月19日(土) 練習日誌④ 崩れた身体を持ち直させない

Permalink:

崩されたときに。

相手の身体を押しても。

なかな。

身を持ち直せないのはなぜか。

という質問に応えて。

2つの簡単な実験をする。

条件は。

双方が立って。

持ち直す役は両手で。

崩す役は片腕を水平に。

もう片手でその腕を支えるようにする。

持ち直し役は両手を。

水平な腕に宛がって。

この腕を頼りに。

後方に飛ぼうとする状況。

2つのひとつめは。

崩す役が。

腕はしっかりとしてるけれど。

体幹と脚は。

ふわりとさせて。

押されるに任せる場合。

相手は頑張って反作用を得ようとするも。

すべて崩し役に吸収されるだけで。

反作用が得られない。

2つのふたつめは。

崩し役が。

持ち直し役の。

骨盤や体幹を揺らすことで。

その土台を。

持ち直し役が。

思っているのとは違う配列にしてあげる。

すると。

土台が固まっていないので。

得た反作用を。

自分の身体に伝えることができず。

腕だけの力では。

重たい本体を動かすに至らない。

これらの2つを。

崩しの中で起こせると。

相手をその場に縫い留め。

居着かせることができたりする。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月19日(土) 練習日誌③ 押された力を体幹に誘導して

Permalink:

脊椎をふわりとさせて。

立ち上がってみる。

その状態は。

とても力強さを感じない。

そうして。

両手を前に出して。

相手にその両手を。

前から押してもらう。

このときに。

挙げた両手は。

押されても。

その力の入りを変えないでおく。

すると。

作用も反作用も。

生じることがなく。

相手の押した力は。

そのまま。

自分の体幹に流れてくる。

後は。

そのまま。

ゆらゆらと力を消化してしまうか。

押された力を使って。

体幹を動かすための。

はじめの一歩にさせてあげる。

身を固めて押し込もうとする相手に。

身を変化させた慣性を伝えると。

相手は自分のコントロールを失って。

大きく。

その身を崩すことになる。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月19日(土) 練習日誌② 額を押さえられても立ち上がれる

Permalink:

パイプ椅子に座って。

骨盤。

脊椎。

頭蓋。

それぞれ整える。

骨の位置を整えることが。

尾閭中正(びろちゅうせい)。

含胸抜背(がんきょうばっぱい)。

虚領頂勁(きょれいちょうけい)。

これらの要訣を。

座位でも表すことになる。

そうして座った状態は。

ふわりと。

鞭の構造が。

下から上に。

伸びていくようでもある。

この状態で。

額を前から押さえてもらう。

言われるに。

額を押さえられると。

重心を動かし始められないので、

座位から立ち上がれないというけれど。

頭が。

後ろに倒れることを。

厭わなければ。

お腹と腿を。

くっつけるように。

倒れ込みながら。

顎を突き出して。

頭蓋を後傾させていけば。

体幹の運動が発生して。

相手を後方に崩しながら。

立ち上がれる。

そのぐにゃりとした感覚に。

やる方も。

やられる方も。

感動と怖さの入り混じった。

悲鳴を上げる…。

あまり調子に乗ってやると。

首を痛めることにはなるので。

ムキにならずに遊びの範疇で…。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月19日(土) 練習日誌① 座位でふわりと整える

Permalink:

新年初回の練習は。

改めて立つことを見直し。

そのために。

少し要素を減らせる。

座るところから始める。

パイプ椅子を用意して。

座ってみるのだけれど。

その前に。

自分の脊椎の。

位置。

大きさ。

自分の骨盤の座骨の。

位置。

それぞれを。

一度把握し直してみる。

脊椎は。

思いのほか大きいし。

身体の中心に埋まっている。

座骨は。

腰椎の最下部の。

真下に位置するように。

さらにその真上に。

頸椎の最上部が位置するように。

自分の思い込みを。

解いて構築し直す。

そうして座り直すと。

力みの解けた。

自由度の高い。

身体の動きが行える。

試しに。

左右に身体を捻じってみると。

いつもの慣れた座り方に比べて。

より大きく回ることに気づく。

ふわりとした。

その体感覚は。

捉えどころがなくて。

感想が述べにくい。

それが目印。

そんな練習の一幕でした。

2019年1月12日(土) 練習日誌④ 手首を目標とするように

Permalink:

掌を使った打撃。

掌打。

ここに威力を乗せるために。

掌ではなく。

手首を目標として。

動かすことを練習する。

まずは。

相手の前腕を借りて。

前腕の上に掌を。

親指も含めてべったりと乗せる。

自分の肘を少し持ち上げて。

代わりに。

手首が下方に落ちるようにする。

このときに。

手首は。

固めないようにして。

掌を残して。

手首が先に下方に向かうようにする。

そのまま。

肘の運動で。

手首が先頭に。

下方に落下するようにすると。

掌が乗せられた。

相手の前腕も下方に向かい。

その動きが。

非常に止め難いものになる。

これも。

末端から動かないことの。

ひとつの形態。

そこから。

宙に浮かせた掌が。

慣性で留まっている間に。

手首が先行して落下するように。

腕を運動させられるような。

身遣いを練習していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年2月16日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年2月16日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年3月2日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年3月16日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年1月12日(土) 練習日誌③ 糸が切れたように地面に雪崩れ込んでみる

Permalink:

なるべく最小限の力で。

立ち上がると。

骨でふわりと積み上がり。

少しの力で。

前後左右に揺らめく。

その状態を味わいながら。

各所を支える力を。

これまたなるべく。

一度に抜いて。

地面にくしゃりと潰れ込んでみる。

人の防衛本能があるので。

中々。

一度に抜き切ることは難しいけれど。

そこは訓練として。

挑戦してみる。

その様子は。

前や後ろに倒れ込むのではなく。

操り人形の。

糸が切れた如く。

その場に。

直下に。

鉛直に。

まとまるように潰れ行く。

身体の肉があるので。

一度まとまった後に。

自然に生じた偏りで。

どこかの方向に伸びていく。

誰かに前に立ってもらって。

差し出した手に。

こちらの手を重ねたところから。

一度に抜くと。

その雪崩れ込みの影響を受けて。

相手も下方に潰されていく。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.