理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2018年10月13日(土) 練習日誌④ 赤ん坊が哺乳瓶で飲むように

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胸で上方への運動を作ったら。

少し遊び稽古として。

相手に両手を上から握ってもらって。

両腕を通して。

相手の身体を崩すことに応用してみる。

胸を跳ねさせると。

その力が。

自分の肘を跳ねさせて。

その跳ねた肘を。

下方に落とし緩めることで。

前腕の動きを作る。

このときに。

単に。

肘を中心とした。

梃子だけを使おうとすると。

前腕が。

相手の両手にぶつかって。

反作用で自分に衝撃が入ってしまう。

なので。

赤ん坊が哺乳瓶を。

両手で抱えて飲むように。

肘が前方にスライドして。

前腕が旋回しながら。

手首が折れて。

自分の口に。

飲み口がたどり着くように導いてやる。

うまくいけば。

手首の角度の変化と。

慣性の伝達に組合せによって。

相手は。

引き寄せられつつも。

上体は遠ざけられる。

不思議な体勢に陥らされる。

そんな練習の一幕でした。

2018年10月13日(土) 練習日誌③ 胸の瞬発的な動きで炮拳を

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形意拳の炮拳を練習。

そのために。

まずは胸を。

瞬発的に動かせるよう。

単独で練習。

まずは。

なるべく大きく動かして。

胸の可動域を拡げつつ。

動くということを確認する。

その上で。

胸を斜め上方前方に。

できるだけ。

瞬発的に跳ねさせてみる。

そうして。

身体の動きに慣れたら。

胸の動きで。

肩が後方に巻き下がる動きを使って。

左手は。

肘。

手首と。

上方に跳ね上げ。

右手は。

同様に。

肘。

手首と。

前方に短く折れださせる。

どちらの手も。

相手の攻撃を御すると共に。

どちらの手も。

相手に打撃を加えさせることができる。

シンプルでいて。

瞬間的に使えることが好ましい。

そんな練習の一幕でした。

2018年10月13日(土) 練習日誌② 片手で崩して水流の渦巻きで打つ

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肩甲骨の開合で。

相手の片手を絡めて崩したら。

そのまま。

崩した腕で。

鑚拳につなげる。

肚を右に向け。

胸を右に向け。

右肘を正面に振り出す。

再び。

肩甲骨が後ろに引かれるに合わせて。

肘を引き戻しながら。

前腕が。

旋回しながら。

正面に下方から。

上方へ。

捻じり直進させる。

ただし。

腕が前進して貫く。

というよりも。

捻じった。

水流の渦巻きが。

そのエネルギーが。

直進しつつも。

腕そのものは。

巻き戻るように。

放たれていく。

その矛盾したような。

身体操作が。

また醍醐味だったりする。

そんな練習の一幕でした。

2018年10月13日(土) 練習日誌① 開合で手を取り引き崩す

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反作用を起こさず相手を崩す練習。

胸を開いて閉じる。

肩甲骨を。

合わせて開く。

その開合で。

肘と。

手首。

手先まで。

身体から一旦遠くに離して。

また近づける。

その体幹から。

末端に向けての動きで。

相手が差し出した前手を。

引っ掛けるようにして。

触れてみる。

このときに。

相手に触ったからといって。

末端に力を込めないようにする。

そうすると。

反作用が起きず。

相手がそこに抵抗しようとすると。

その手ごたえのなさ。

引っかかりのなさに。

踏ん張りがきかずに。

自分から崩れてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月29日(土) 練習日誌④ 後退からの展開

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重心を操ることで。

後退することを覚えたら。

そこからの展開を少し練習する。

まずはふたつほど。

一つ目は。

後退時に前足を下げるとき。

身体が浮き身になっているので。

そのまま下がりきるのではなく。

前足が。

後ろ足を追い越す間際で。

後ろ足が。

逆に前に出るようにする。

蹴ったり。

跳んだり。

することなく。

足が入れ替わり。

かつ。

後退する慣性も。

前進する慣性に入れ替わる。

二つ目に。

相手に押されながら。

後退するとき。

相手の圧を受けながら。

その圧を使って。

後ろ足の浮き身と組み合わせて。

徐々に後退していく。

そうして下がりながら。

どちらかの足が着地するときに。

浮き身を使わずに。

その動きを止め支える。

すると。

水平移動してきた慣性が。

そこで反射して。

押してきた相手に返り。

その形勢を逆転することができる。

一体となることで生まれる現象。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月29日(土) 練習日誌③ 後ろ足に浮き身を掛けて後退

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前足に浮き身を掛けて。

前方に出ることができたら。

後ろ足にも浮き身を掛けて。

後退できるようにしてみる。

方法は。

前足とそう変わらず。

大腿骨を。

支えている力を緩めて。

足首の力も併せて緩める。

後ろ足の支えがなくなると。

重心配分が崩れて。

自然と。

後退が始まる。

少し移動が始まれば。

その移動を阻害しない程度に。

下方への重さだけを支え直せば。

後退する慣性が残り。

水平移動するように。

後退していくことができる。

浮き身を掛けるときに。

後ろ足の膝を。

少し内側に傾けてやると。

崩れる方向が変わって。

横への移動を実現することができる。

そうして。

重心の移動を覚えると。

段々前後左右自由に。

移動することができるようになる。

練習場を。

それぞれが思い思いに。

どこかに移動していく様は。

面白いさまだった。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月29日(土) 練習日誌② 床への押さえ込みに体重を掛けず

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相手を地面に崩した上で。

さらに床に圧するために。

あまりそんな野蛮な状態は望ましくはないけれど。

そんな状況が生まれたので。

少し練習してみる。

自分が上で。

相手を床に圧しようとするとき。

体重を掛けて。

相手の両腕を。

こちらの両手で押さえて。

床に潰しこもうとしても。

案外。

床からの反発力で。

堪えられてしまう。

なので。

体重で潰すというより。

立っているときと同じように。

体幹からの連鎖を使って。

相手の身体に。

働きかけてあげる。

相手は。

それ以上床には潜れないので。

腕力で耐えようとすることで。

自分の反作用で。

腕が負けて。

床に屈していってしまう。

身体の中の調整が崩れているので。

上から余計な力を加えなければ。

相手は簡単に起き上がることはできない。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月29日(土) 練習日誌① 体幹からの動きと移動の連環

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体幹からの動きと。

移動を連環させて。

行動の隙間を埋めていく。

そのために。

塔手の状態から。

肚を右に撚り始め。

右肩。

右肘。

右手首と。

相手を外に振る力を加える。

このときに。

肩が動き出す頃には。

相手の方に歩み出して。

相手の。

背中。

或いは上腕の前辺りに。

位置づくようにする。

相手は。

近づいてくるのが。

見えたとしても。

そこに対応しようとするときと。

腕からの勁力が入り始めるときが。

同時であるため。

その対応が難しくなる。

近寄った状態で。

さらにもうひとつ作用を加えると。

対応力を超えたことで。

非常に小さな動きの連続で。

相手を制することができる。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月22日(土) 練習日誌④ 肩と肘の落下を連環させて

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肘の落下を使えたら。

肩の落下を合わせ込む。

ここは。

単純に物理的に足すために。

塔手の状態から。

脇を折って。

肩甲骨が。

下方に落ちる空間を作る。

そのときに。

肘から先。

特に。

相手と接している手の甲は。

決して動かさずに。

そうして。

肩の位置を。

元に戻しながら。

元よりも。

少し前方に向かわせて。

入れ替わるように。

肘の落下を始める。

そうして。

互い違いに。

上下を入れ替えながら。

落下が連環。

連鎖して。

最後に手首が落ちていくと。

乗算された慣性が。

相手の身体に伝わって。

理解できない運動が身体に掛かってくる。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月22日(土) 練習日誌③ 終わりの中に始まりを混ぜて

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体幹と末端。

動きの連鎖を利用して。

套路の。

ひとつの式とつぎの式の。

その間。

前の式の終わりに。

次の式の始まりを混ぜる。

式の中で。

体幹から起こされた動きは。

肩と跨。

肘と膝。

手首と足首など。

末端に伝わっていく。

けれども。

その伝わっていく間は。

体幹である。

各丹田は。

その役割をもう終えている故に。

次の動きを始めることができる。

そうして。

繋がりを。

ずらして。

混ぜていくことで。

連綿不断の。

動きをとるための。

練習ができる。

ただ。

真似る方は。

分けることができない故に。

学ぶことが難しくはある。

そこは。

身体との対話に任せて。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月22日(土) 練習日誌② 落下を阻害しないように

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純粋な自然落下の。

慣性を体験するために。

塔手で相手に触れたところから。

肘を落としてみる。

このときに。

なるべく。

肘が。

自然落下に任されるように。

でも。

相手と触れている。

手の甲の位置は。

決して変わらないようにする。

そのためには。

自分の肩を。

前に出して。

肘がさらに落下する。

その下方への空間を作ってあげる。

肩が。

素早く前方に出れば出るほど。

肘は。

自然落下で慣性を持ちやすい。

但し。

形が。

肘を曲げた形になるからといって。

自分で屈曲させてしまうと。

慣性とならないので。

注意が必要。

上手く肘に慣性を備えさせれば。

その後に。

手首を下方に緩ませ折ると。

触れている相手に。

その慣性が伝わっていく。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月22日(土) 練習日誌① 左右入れ替わりて青龍出水

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太極拳の套路練習。

背折靠(はいせつこう)から青龍出水(せいりゅうしゅっすい)。

右側に靠から拳までを打ち込んだところから。

左側の肚を引いているので。

その流れを活かして。

バタバタと。

右。

左。

右と。

肚をずらしていく。

一度前方に出た左肚が。

引かれるときに。

左腕が。

水中をかくように。

肘。

手首。

指先と前方をかき分ける。

左手が差し出されたかと。

思った瞬間に。

右の捶が。

同じように。

肘。

手首。

横拳と。

水中を潜り出るように。

打ち出されていく。

単純な。

一・二の拍子ではないので。

腕の動きで覚えようとすると。

乱れてしまう。

身体の動きで自ずと形成されるように。

繰り返しなぞってみる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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