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2016年1月9日(土) 練習日誌① 骨盤を揺らしてとぼとぼ歩むが如く

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東京の2016年の練習始め。

身体を緩ませて腕を操る練習も進めつつ。

同じように脚を操る練習にも取り組む。


腕を操るときに腕の付け根として。

鎖骨や肩甲骨、肩峰の辺りを使ったように。

脚を操るときは脚の付け根として。

骨盤を使うようにしてみる。

腕も脚も最終的には肚や胸として。

下丹田や中丹田が肝になってくるのはまた追々。


足を前後に開いて。

前足の出ている方に骨盤を大げさに出してみる。

腸腰筋だとかが伸ばされるがために。

後ろ足は少し引きずられ気味に。

そこから。

腸腰筋→膝裏と緩めていくと。

骨盤は後ろに戻りながら。

後ろ足の膝は折れ曲がって前方に進み出る。

足首も同様に緩ませて。

見た目はぺろりと歩幅が小さく一歩踏み出るだけ。

はじめは派手である必要はなく。

まるでとぼとぼと元気なく歩むが如く。

骨盤を前後に揺らしながら。

その度ごとに一歩ずつ。

それでも。

各関節が緩まることで。

その脚は反作用をもらわない状態にあるので。

その効果を少し試してみる。


パートナーに弓歩になって立ってもらう。

脛(すね)は地面と垂直よりも角度をつけて。

脹脛(ふくらはぎ)側と地面の角度が浅くなるように。

これは単に当てやすくするための作法。

そんな感じで出してもらった脚に。

一歩踏み出ながら横から脚をちょこんと当てる。

上手く力まずに脚を出せれば。

相手は揺れてその場にへたり込んだりする。

当てる場所を色々変えて。

腿(もも)ら辺を当ててみたり。

膝頭で当ててみたり。

脛で当ててみたり。

足首でもまた。


当てられた側は何となしにバランスを崩してしまった気分。

当てた側もその余りの力感のなさに化かされた気分。

互いに衝突がないもので。

繰り返し試してみることができる。

それもまたひとつのよきことかな。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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