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雑記: 座礼と節々の動きと捶法と①

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ちょこっとした余興までに。

正座で腿(もも)の上に両手を置く。

膝に近い方が相手が持ちやすい。

手の甲が天井を向いた形。

ここに拘りはないけれど。


そうしたらば。

相手にも正座してもらって両の腕を掴んでもらう。

手首辺りが一般的かと。

ただのお遊びなので。

力いっぱい踏ん張ってもらったりしなくていい。


続きまして。

腰を折るようにして。

上体は真っ直ぐにきれいに座礼。

このとき掴まれている手首はまったく動かさないように。

肘を自分で曲げてその位置を維持しておく。

腕を単に脱力してしまうと。

座礼に合わせて腕全体が腿前に滑り落ちようとしてしまう。

相手が掴んでいてくれるからそうはならないけれど。

まだまだここでは相手様にそんなご足労は掛けさせないようにしたい。


30度傾く程度の軽い礼をしたら。

再び体を起こして元に戻っていく。

このときに。

戻っていく肩に合わせて。

肘の力を抜いていく。

今度は自力で真っ直ぐ伸ばそうとしなくていい。

力を抜けば肘は自然と真っ直ぐなろうとして。

その運動が相手に伝わり始める。


敏感な人なら。

その運動の連鎖で座りながらもよろけてしまうだろうし。

無意識にそれを抑え込もうとする人なら。

その運動を消化するために。

思っていもいない構造の崩れがその身の内に起こることになる。

座礼が終わったら。

適当に身体を振ってみたり。

おもむろに立ち上がって後ずさりしてみるといい。

普段通りではないことが起こってくれるはずだ。


この余興を。

この遊びを。

もう少しだけ発展させてみる。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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