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雑記:滞りなく緩めること

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身体の力を抜くとか緩めるとか。

勁力を伝播させるために必要なことだけれど。

その言葉のイメージと。

実際に実行すべきコトには。

どうしても開きが生じてしまうことが多い。

僕自身がそうであったように。


力を抜こうと考えると。

例えば。

力を抜いて腕を持ち上げる。

そんなことを言われると。

どうしても矛盾しているように感じてしまう。

必要以上に力を入れない。

と解釈しようとしても。

それは化かされているような。

言葉遊びをしているようにしか思えない。

その効果も不明だ。


力を抜いて腕を持ち上げる。

というのは。

力を抜くことで腕が挙げられる。

ということ。

ただし。

何もない。

何も生じていないところから。

力を抜くことで腕が挙がるということではなく。

腕を除いた。

身体からの作用が働いた状態で。

腕を垂れ下げたままにしておこうとしている。

そこに留めようとしている。

その力を抜くことで。

その力を緩めることで。

腕が挙がることが実現される。


どこかでその潮流が起こる必要がある。

その流れを滞らせる堰を。

切って緩めることで勁力が流れる。

連鎖が起こる。

連綿と続いていく。


そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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