理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年11月23日(土) 練習日誌② 軟から硬で腕を弾く

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頭部を打つような軽い打撃ではなく。

もう少し重さを浸透した打撃を練習する。

作法としては。

腕の力を緩めたまま。

身体を使わず。

腕の最低限の力で。

捶を放っていくところは同じで。

異なるのは。

相手の身体に触れるところまで。

力を込めることをしない。

そして。

相手の身体に触れてから。

拳と。

手首の力だけを。

固めるようにする。

すると。

相手の表面ではなく。

相手の内側に。

衝撃が入り込むことができる。

勿論。

身体の部位として。

非常に重い内臓を損傷するほどではないが。

力んでいる相手であれば。

充分に力を浸透させることができる。

この打撃を。

前に出している。

相手の腕に打ち込んでみる。

それは。

相手の腕が存在する空間に。

自分の柔らかくした腕が入り込んでから。

実在化してその位置を奪い取るが如く。

所在をなくした相手の腕は。

そこから弾き出されることになる。

そこそこ打たれた腕も痛いので。

頻度は考えながら取り組む。

そんな練習の一幕でした。

2019年11月23日(土) 練習日誌① 打した反作用で跳ねて連撃する

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捶を放つときの。

力の抜きと入れを工夫してみる。

浸透する打撃ではなく。

炸裂する打撃も手に入れるための。

ちょっとした段階練習。

腕の力を緩めたところから。

身体の振りなどを使わず。

鎖骨から伸びる。

腕の最低限の力だけで。

腕を振り込んでいく。

相手の身体に近づくまでは。

腕を固めるための。

力を込めることをしない。

そして。

相手の身体に拳が当たる直前に。

拳と。

手首だけを固める。

すると。

その打撃は。

相手の表面に軽く刺さりながら。

胸であれば。

その弾力で跳ね返ることになる。

この反作用を使って。

方向転換をしつつ。

別のところをさらに連撃していく。

これが。

顔面であれば。

このような軽い打撃で充分。

逆に。

重い打撃を入れようとしても。

その衝撃が浸透する前に。

頭などは動いていってしまう。

こうした。

軽いようにみえても。

金槌のように先端を重くした打撃を。

連続でコツコツ打てるようにしていく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年12月7日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年12月7日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月21日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2020年1月11日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年11月16日(土) 練習日誌④ 押した跳ね返りで肘肩を動かす

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打撃を放つときの。

衝撃を二段化させるための。

前準備として。

拳を前に出して。

相手に両手で押さえてもらう。

前から押さえても。

腕を掴んでもらってもいい。

その状態で。

軽く。

手先で押してやると。

反作用が生じて。

押した力が。

自分の身体の方に返ってくる。

その。

跳ね返ってくる力を感じたら。

その力を利用して。

少しの力を足し合わせて。

自分の肘や肩を。

外にずらしてやる。

すると。

慣性がその動きに吸い込まれて。

自分の体幹には帰ってこず。

肘・肩を動かす。

原動力に変換される。

相手の。

押し返しの力が足されて。

こちらの拳の作用に。

あちらの表面の反作用が足されて。

もうひとつ深く。

作用を入れることができる。

原理をムリに味わわなくても。

ちょっと押したら。

すぐに肘や肩を回しこめばいい。

後は。

自分の打撃の速さと。

肘や肩を回しこむタイミングを学ぶだけとなる。

そんな練習の一幕でした。

2019年11月16日(土) 練習日誌③ 呼気で縮ませて衝撃を抜く

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鼻から息を吸って。

口から息を吐く。

システマでの基本的な呼吸の仕方。

息を吐くときに。

速く短く吐いたり。

遅く長く吐いたり。

いくつかの吐くバリエーションをつけていく。

そのとき。

息を速く吐くとしても。

なるべく腹筋に力を入れないように。

意識を掛けておく。

その上で。

パートナーに。

拳を作ってもらって。

身体のあちらこちらを。

ぐっと押し込んでもらう。

その押し込みに合わせて。

息を吐き出していく。

その。

吐き出しは。

自分勝手に吐くのではなく。

相手に押し込まれた分。

風船の空気が押し出されるように。

息を抜いていくようにする。

そうすることで。

拳から入ってくる衝撃を。

呼気と共に。

身体の収縮で受け入れながら。

抜いていくことができる。

相手の押しこみの速さに合わせて。

速く短く吐くこともあれば。

遅く細く吐くこともある。

そうして衝撃の抜き方を学んでいく。

そんな練習の一幕でした。

2019年11月16日(土) 練習日誌② 軸の縛りと重さの集約

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身体の部位を使った慣性で。

相手を崩していくとしても。

相手の立ち方では。

容易にいかないこともあり得る。

あからさまに。

前身を強張らせているときも。

全身に。

慣性が広がってしまうということがある。

同様に。

関節の節々に。

適度の緊張を掛けて。

関節間を縛ることで。

同じように。

強力な軸を作りながら。

全身の重さを集約して。

統一することができる。

そうした場合には。

単に慣性の流れを起こした。

単調な作用では。

相手を崩すことはできない。

その軸の。

縛りを敢えて強めてあげて。

縛りを妨害する必要がある。

ただ。

身体的な操法による慣性だけで。

崩す遊びに興じ過ぎていても。

本質がずれてしまうのも確か。

そういった状態がある。

ということも学びながら。

実験を繰り返していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年11月23日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年11月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月7日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月21日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2020年1月11日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年11月16日(土) 練習日誌① 脚を下ろす重さの配分差で慣性を伝える

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慣性はみえずらい所で動く。

それを感じるために。

まずは。

片足立ちになって。

前足を浮かしてみる。

ただし。

地面には足の裏が触れている感じ。

形意拳の三体式の形でひとまず。

この状態で。

相手に前に出ている手を。

両手で押さえてもらう。

このときに。

上半身に力は入れないように。

前手は。

相手の両手に。

ぺったりと触っている程度。

ここから。

浮かしている前足を。

力を緩めて。

地面に預けてやる。

すると。

後ろ足主体で。

支えていた重みが。

前足へと移ることで。

かつ。

斜め下ではなく。

前方気味に移ることで。

重量配分が変わって。

その差で。

慣性が生まれて。

触れている手から相手に伝わる。

そこまで。

大きな力ではないけれど。

体重の2割程度の片脚の重さがあるので。

相手の腰辺りに。

慣性が伝わるには十分となる。

そうしたら。

普通に相手を押しやれば。

相手の支えが崩れていることで。

簡単に後ろに下がらせることができる。

そんな練習の一幕でした。

2019年10月26日(土) 練習日誌④ 腕を捻じられる慣性で身体を回す

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右腕の。

前腕を相手の右手に掴まれて。

捻り上げられるようとするとき。

自分の前腕を。

自分の腹に向けて。

とても弱い力で。

倒そうとしてあげる。

すると。

相手は無意識のうちに。

その慣性を消すための力を出そうとして。

けれども。

その重心や踏ん張りの調整は追いつかず。

自分の方に引き寄せるはずが。

相手に寄りながら。

捻じり上げることになる。

その結果。

捻じる力は。

釣り上げる力ではなく。

単に。

こちらの肩を捻るだけの力に転じて。

こちらは。

その捻じりに沿って。

肩を中心に。

その身を回転させてやれば。

自分の制御を失うことなく。

その力を消化することができる。

相手は逆に。

自分の予定外の運動に翻弄されて。

上手く力は出せている気がせずとも。

力を出し続けてしまって。

制御権を失うことになる。

滑らかに動けば。

まるで踊りを踊るかの如く。

くるりと回る人と。

自ら背中を反って倒れる人の。

予定調和にみえる形となる。

そんな練習の一幕でした。

2019年10月26日(土) 練習日誌③ 静止するは固めるか釣り合うか

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腕全体を持ち上げる。

このときに。

肩回りの筋肉を固めて。

腕全体を固定するように。

本体と接続して静止させるか。

腕全体を。

持ち上げようとする力を。

徐々に弱めて。

重力と釣り合うように。

結果として静止させるか。

それぞれで。

その状態は異なることとなる。

釣り合うように止めていれば。

そこには。

動に移行できる。

途中の状態であって。

静止してはいるものの。

少しの力で。

動きに転じられるようになる。

そうして。

身体の前面に挙げた腕を。

相手に押してもらえば。

身体との。

接続が緩くて押しどころを見失いながらも。

確かに。

そこに静止させている腕の慣性を感じて。

押し切ろうとすることが。

難しい状態に導くことができる。

そこで難儀している間に。

その腕を。

三節昆のように操れば。

相手はその動きに翻弄されて。

均衡を崩して。

身体を泳がせることになる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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