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2019年10月26日(土) 練習日誌④ 腕を捻じられる慣性で身体を回す

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右腕の。

前腕を相手の右手に掴まれて。

捻り上げられるようとするとき。

自分の前腕を。

自分の腹に向けて。

とても弱い力で。

倒そうとしてあげる。

すると。

相手は無意識のうちに。

その慣性を消すための力を出そうとして。

けれども。

その重心や踏ん張りの調整は追いつかず。

自分の方に引き寄せるはずが。

相手に寄りながら。

捻じり上げることになる。

その結果。

捻じる力は。

釣り上げる力ではなく。

単に。

こちらの肩を捻るだけの力に転じて。

こちらは。

その捻じりに沿って。

肩を中心に。

その身を回転させてやれば。

自分の制御を失うことなく。

その力を消化することができる。

相手は逆に。

自分の予定外の運動に翻弄されて。

上手く力は出せている気がせずとも。

力を出し続けてしまって。

制御権を失うことになる。

滑らかに動けば。

まるで踊りを踊るかの如く。

くるりと回る人と。

自ら背中を反って倒れる人の。

予定調和にみえる形となる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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