理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年10月19日(土) 練習日誌① 指の弾性ほどの力で相手を釣る

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感じていようと。

感じていまいと。

そこに作用が生じていれば。

そこに反作用が生じていて。

そこに反応が生じ得ることとなる。

相手に。

適当に床に座り込んでもらって。

掌を上にして差し出してもらう。

その掌の上に。

立っているこちらの掌を。

上から重ねてあげる。

この状態で。

自分の手首は決して緩めることなく。

相手に。

手や腕の重さを預けることなく。

指だけ。

軽く反らせて。

その力を緩めて。

指の弾性分だけを相手に渡してやる。

すると。

そこに無意識的に。

相手は反応して。

自分への作用を消そうとする。

その。

指の弾性作用は変えることなく。

自分の掌の位置を。

本来なら。

相手の手が離れてしまう方向に。

ゆっくりと動かしていくと。

相手は。

帳消しにしようとする動きを。

起こし続けるために。

こちらの掌にあちらの掌を合わせて。

釣り上げられるように。

動いてくる。

自分でただ立ち上がっているのに。

まるで。

強制的に立たされた錯覚を起こして。

不思議な気分になる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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