理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年10月26日(土) 練習日誌② 隙間に水の如く雪崩れ込む

Permalink:

身体を一枚岩にして。

相手の攻撃を捌いて。

こちらの攻撃に転じる。

のではなく。

例えば。

相手の一本突きを。

打たれる部位を。

相手の勢に合わせながら。

その他の部位は。

その一本突き以外の。

相手と自分の空間の隙間に。

雪崩れ込むように侵入する。

それは。

隙間を探して。

ただそこに入り込む。

嵌りこむのではなくて。

水の如く。

ひとところの。

勢を象ろうとするように。

方向性をもった運動として。

そのあとは。

その勢を活かして。

短打を放つのもよし。

相手に纏わりつくようにして。

呑み込み崩していくのでもよし。

勢の展開に任せていく。

そんな練習の一幕でした。

2019年10月26日(土) 練習日誌① 挟み込ませて勢の展開を学ぶ

Permalink:

二人一組になって。

相手に。

両手を使って。

左手。

右手。

それぞれで。

異なる体の部位を。

適当に。

挟み込むように押してもらう。

互い違いになるように押したり。

それぞれが。

異なる方向に向かうように押したり。

身体は。

関節で繋がってはいても。

部分とすれば。

分解して動くこと。

関係し合いながら。

別々の慣性を持つことを体感する。

ある程度味わったら。

相手に。

片手でひとところを押してもらって。

押された部位は。

押されるがままにして。

そうでない部分を。

挟み込まれたかのように。

動かして。

相手に近づくように慣性を向ける。

はじめは分離して動いて。

後で自分が作った慣性。

勢に加わるようにする。

相手に押されたら押されるがまま。

自分が進むときは進むだけ。

そうではなくて。

勢は混ざりながら。

展開していくことを学ぶ。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年11月16日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2019年11月16日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年12月14日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2019年11月9日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年11月9日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年11月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月7日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月21日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年10月19日(土) 練習日誌④ 身体の部分を切り離して押させる

Permalink:

システマの練習よろしく。

相手に。

自分の身体を押してもらう。

自分の身体に入る。

相手からの慣性。

テンション。

緊張を感じる練習の中で。

押されている部分を感じて。

その部分を。

切り離していくことを練習する。

例えば。

右胸を押されていたら。

胸郭の右半分が押されているとして。

胸郭に繋がる。

脊椎を。

固定せずに緩やかにして。

腰椎や。

頸椎と個別に。

胸郭だけが動かされるようにする。

そうして。

部分が押されるということが。

自分という。

全体に対して。

どのような作用を及ぼすかを。

身体で感じていく。

自分の身体の中に。

どんな勢として現れるのかを。

感じるようにする。

そんな練習の一幕でした。

2019年10月19日(土) 練習日誌③ 押し間違えて為される十字小手

Permalink:

地面と垂直に。

立てた右の前腕を。

相手に。

左手で掴んで押してもらう。

少林寺拳法の十字小手の入り。

このときに。

自分の前腕を。

相手の方向ではなく。

自分からして。

少し右向きに倒してやろうとする。

決して。

相手に勝つことなく。

むしろ。

そちらに力を出しているのに。

押し負けてしまう程度。

その。

押し負けるときに。

戦っているように感じるのは。

肘ではなく。

肩回りになるので。

押し切られるように。

自分の肩回りの力を緩めてやる。

相手は。

こちらの中心ではなく。

倒れる右腕の慣性を相殺しようと。

少し左側に向けてくれるので。

こちらは。

左胸が押されるようにして。

軽く身体を開いてあげると。

予定と異なる。

その軌道に。

自ら平衡を崩して地面に向けて。

崩れ落ちてしまう。

関節を取っていなくても。

その手を離すことなく。

自らぶら下がってぎゅっと掴んでくる。

そんな練習の一幕でした。

2019年10月19日(土) 練習日誌② 節ごとの異なる力が合わさることで

Permalink:

人は。

多関節による構造があって。

当然のことながら。

その節々は。

連動連鎖するものでありながら。

ある程度。

個別の方向性をもって。

異なる慣性を備えながら。

動かしていくことができる。

なので。

例えば。

自分の前腕は。

肘や肩を固定点として捉えたときに。

その空間上で。

左方に動かせて。

その固定点である肩を。

自分の体幹で。

右方や。

後方に運んでやると。

2つの異なる方向性をもった力が。

各空間上には存在することになる。

合わせ切ってしまうと。

ひとつの運動に集約されるとしても。

人と人が。

相対する限りは。

その個別の空間ごとの作用も。

気にしながら動くこととなるので。

そこに難しい処置が入れば。

容易に平衡を崩すことになる。

そのために。

頭を切り替えていくことも求められる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年10月26日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年10月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年11月9日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年11月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年12月7日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年10月19日(土) 練習日誌① 指の弾性ほどの力で相手を釣る

Permalink:

感じていようと。

感じていまいと。

そこに作用が生じていれば。

そこに反作用が生じていて。

そこに反応が生じ得ることとなる。

相手に。

適当に床に座り込んでもらって。

掌を上にして差し出してもらう。

その掌の上に。

立っているこちらの掌を。

上から重ねてあげる。

この状態で。

自分の手首は決して緩めることなく。

相手に。

手や腕の重さを預けることなく。

指だけ。

軽く反らせて。

その力を緩めて。

指の弾性分だけを相手に渡してやる。

すると。

そこに無意識的に。

相手は反応して。

自分への作用を消そうとする。

その。

指の弾性作用は変えることなく。

自分の掌の位置を。

本来なら。

相手の手が離れてしまう方向に。

ゆっくりと動かしていくと。

相手は。

帳消しにしようとする動きを。

起こし続けるために。

こちらの掌にあちらの掌を合わせて。

釣り上げられるように。

動いてくる。

自分でただ立ち上がっているのに。

まるで。

強制的に立たされた錯覚を起こして。

不思議な気分になる。

そんな練習の一幕でした。

2019年9月28日(土) 練習日誌④ 得手不得手が交差すると拮抗せりて

Permalink:

身体の構造は似ていれど。

文化的。

習慣的。

身体の遣い方が異なることで。

押すのが得意な人。

引くのが得意な人。

それぞれ特徴が出たりする。

この。

それぞれが得意な人が。

攻めに徹する。

受けに徹する。

という条件設定で練習をすると。

得意の攻めと。

得意の受けで。

大きい力の運用で拮抗し。

不得意な攻めと。

不得意な受けで。

小さい力の運用で消耗し。

いずれも。

互いに消化不良を感じることがある。

特化するのであれば。

それを気にせずに。

得意で相手を凌駕すればよいけれど。

中国武術としては。

どちらも。

調和させて。

和合させていくことがひとつの道。

それでも。

何を得意として。

どんな特性が出ているのか。

個性の活かし方は残しつつ。

自然と同化することも学びたい。

そんな練習の一幕でした。

2019年9月28日(土) 練習日誌③ 受け容れる力と推し届ける力の循環

Permalink:

手先の構造は複雑で。

前腕は。

橈骨と尺骨があるように。

足先の構造は複雑で。

脛骨が太くて。

そこに体積があるように。

身体の中には。

力を。

受け容れる方向性。

推し届ける方向性。

二つの経路を。

内包する空間がある。

その方向性を。

丹田で切り替えて。

流れの制御を施してやる。

試しに。

こちらは拳を前に突き出して。

一列になってもらった。

二人の相手に。

先頭の一人がこちらの拳を

両手で押してもらう。

それを。

拳の小指から始まる経路で受け容れて。

踵まで流し。

脛の前面から。

拳の親指に繋がる経路で押し届ける。

二人掛かりの力でも。

地面を媒介にした力を借りて。

ひとりで押し返すことができる。

そんな練習の一幕でした。

2019年9月28日(土) 練習日誌② 内に返る力を阻害しないように

Permalink:

自分から発する軌道が。

自分に返ってくる。

そんな。

内に返る力を阻害しないように。

例えば。

相手を自分に引き込むとき。

小指の。

尺骨側の筋肉。

上腕三頭筋。

肩甲骨周りなど。

これらの。

伸びていくための筋肉に。

力を込めると。

引き入れる。

戻ってくる力と。

相反してしまう。

なので。

中丹田の。

背中側から。

手先まで。

これらの筋肉を緩やかにして。

内に返る力を。

阻害しないようにする。

あくまで。

軌道として内に返ればよく。

相撲などで。

まわしを取りに行くような運動も。

内に返る力となる。

そんな練習の一幕でした。

2019年9月28日(土) 練習日誌① 外に向かう力を阻害しないように

Permalink:

外に向かう力。

例えば相手を推そうとするとき。

この力を阻害しないようにする。

特に。

末端に近い前腕に。

力を込めてしまうと。

その力の流れを阻害して。

素直に力が流れなくなる。

同じく。

上腕二頭筋や。

鎖骨と上腕を結ぶ筋肉。

これらは。

引き込むための作用となるので。

これらの筋肉たちが。

なるべく。

伸びやかになるように。

関節を固めないように。

筋肉を固めないように。

意識してみる。

そうして。

中丹田の前面から。

手先までの。

力のルートを確保するだけで。

確保しようと緩やかにするだけで。

体幹の力が伝わり易くなり。

相手をより少ない力で。

外に向かって推していくことができる。

ただし。

あくまで外に向かうように。

自分に返る流れを作らない場合。

そんな練習の一幕でした。

2019年9月21日(土) 練習日誌④ 異なる力みを敢えて起こして学習する

Permalink:

右腕の前腕を立て。

相手に握ってもらう。

この右腕を。

下方に落とすことで。

相手を崩していくとして。

ひとりで。

単に下方に下ろすときには。

それぞれの筋肉の形はあまり変わらない。

けれど。

いざ相手に握られると。

腕に力みが入って。

腕橈骨筋という。

前腕の親指側の肘近く。

この筋肉が盛り上がる。

これは。

前腕を強く引き付けるとき。

腕への衝撃を耐えるために固めるとき。

いずれにせよ。

前腕を空間に強く固定したいときに使われる。

なので。

この筋肉に力を込めると。

身体が土台になるというよりも。

前腕の方が土台になり易く。

相手も。

その固まった腕に。

しっかりと耐える用に構えられる。

なので。

はじめはわざと。

この腕橈骨筋が盛り上がるように力を込めて。

そのあとで。

この筋肉が変形しないように。

意識しながら。

腕を引き下ろしてみる。

そうすることで。

本来動作では使いたくない。

筋肉を抑制して。

必要な入力で動くことができる。

うまくできると。

力感を得ないのに。

簡単に相手が崩されてくれたりする。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.