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2015年11月21日(土) 練習日誌② 正座

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ひとしきり身体を動かした後に。

少し静かな練習をひとつ。


正座。


正しく座るとあるがこれが結構難しい。

立っていても、坐していても立身中正を守る。

そして守れなければ何かが間違っていることが確認できる。

それは要訣が守れていないときもあれば。

守るべき要訣が間違っていることもあるだろう。

僕たちが試みるに当たって。

よくありがちなのが。

腰辺りの背筋が強張ってしまうこと。

普段の社会生活(デスクワーク)だとかの影響で。

股関節が固まっていることもあるだろうし。

正座というと背筋をぴんと。

というイメージが先行しているのもあるかもしれない。

そのイメージそのものはよいと思うのだけれど。

イメージを投影する方法がまずかったりする。

ひとまずこの強張りを解くために。

鳩尾(みぞおち)辺りは前に残したまま。

お臍をへこまして後ろに引くことを試してみる。

ひよこのように上向いた尾骨が。

ちょいと下に向いてくれるように。

そこから順に上に上に整えていく。

胸、首へと。

整えた後はパートナーに胸を前から押してもらう。

馬歩で前から押してもらってその状態を確かめるように。

姿勢が整っているならば。

前から押されても後ろにコテンと倒れないで維持できる。

そのときの心持ちは。

胸で耐えるのではなくて。

姿勢を保とうとすることだけ。

上手く象れるようになれば。

胸を前から押さえられていても。

座礼で前に傾いていくこともできてしまう。

どんなときでも礼を失してはいけないからね。

なんて。

された方はたまったものではないけれど。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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