理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2018年6月23日(土) 練習日誌② 相撲の仕切りのように

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蹲踞で全身の張りを体感したら。

そのまま。

相撲の仕切りのように。

足を外に向けて。

肩幅より広めに拡げつつ。

足と足の間に。

腰を下ろすように。

上体を沈み込ませる。

このときに。

頑張って上に立ち上がろうとせず。

逆に。

大腿部が。

両ひざを頂点にして。

ハンモックとなったかのように。

腿裏の吊り橋に。

支えられるように。

骨盤から上を。

ぶら下げるようにする。

こうすると。

蹲踞と同じように。

足の張りができて。

前から。

相撲の組合よろしく。

押しかけてこられても。

容易に姿勢を保つことができる。

寧ろ。

相手の押しに抵抗して。

頑張ってけっぱろうとすると。

反対に後ろに跳ね飛ばされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2018年6月23日(土) 練習日誌① 蹲踞で脚の張りを得る

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立つための練習として。

蹲踞(そんきょ)の形をとってみる。

剣道や。

相撲の。

取組前の姿勢。

膝は外に開きながら。

踵を立てて。

その上に乗るように。

背筋を伸ばして。

しゃがみ込む。

ただし。

踵の上に乗るように。

というだけで。

体重を預けることはせず。

寧ろ。

踵よりも。

骨盤が後ろに位置するくらい。

そのまま。

上体は。

蛇腹が伸びるように。

上に吊り上げるようにする。

すると。

脚は。

膝を滑車のようにして。

上体とも連結して。

伸びてくれる。

この姿勢で。

手を前に突き出して。

前から押してもらうと。

不思議と。

後ろに倒れることはなく。

それほど力も要らずに。

立ち続けることができる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年6月30日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2018年6月30日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年7月14日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年7月28日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

雑記:正しい姿勢を目指すと謂えど留まるは止めて

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正しい姿勢は。

日々の姿勢で養う。

ということは一理あれども。

その姿勢を保ちながら。

動いているわけではなく。

例えばデスクワークで。

動かずに固まっているのであれば。

必ずしも。

よいことばかりではない。

なぜなら。

身を固めているということは。

停滞を生み。

凝りや。

癒着を生んでしまう。

そうすると。

正しくしているつもりでも。

身体への癖付けが起こってしまって。

緊張による。

平衡感覚の崩れが。

引き起こされてしまう。

何事も。

留めるにあらず。

動く中に。

静かなるところを求め。

逆もまた然りということを。

認識することが大事。

そんな自然の理のひとつ。

2018年6月9日(土) 練習日誌④ 沈肩遂肘と流水の動きと

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肩甲骨の位置を留められるようにしたら。

站樁(たんとう)の形をとって。

脊椎の纏の力を伝える練習を試みる。

そのために。

沈肩だけでなく。

遂肘の解釈を少し拡げる。

肩甲骨の位置を動かさず。

上腕を回転させる。

それだけといえば。

それだけ。

それでも。

注意が不足すると。

肩が上がってしまったり。

肩甲骨が脇に引っ張られたり。

要訣が崩れてしまう。

その状態で。

相手に両手に触れてもらう。

そこから。

脊椎を左に捻じって。

自分の鎖骨で。

左右の肩を傾けるようにする。

このときに。

相手の手を動かさないように。

流れる水が。

岩に当たって自然と避けるように。

ほんの少しの。

抵抗を与えながら。

自分の肘が逃げるように動いていく。

沈肩遂肘と。

流水の動き。

双方が一致すると。

少し遅れるようにして。

相手は明確な作用を感じることなく。

左方に崩れ動かされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2018年6月9日(土) 練習日誌③ 腕を添える形はおまけとして

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相手に腕を絡めて。

地面に崩しこむ練習をして。

取っ掛かりにイメージとして。

初めは。

両手で相手の肩を固めているけれど。

崩し落とせるようになったら。

添えていた左手は。

使わないようにしてみる。

右腕を。

相手の脇から絡めるだけ。

それでも。

使っているのが筋力ではなく。

梃子などで圧力を掛けるわけでもないので。

片手で触れていれば。

影響なく落とし込める。

左手の添え手をなくしたら。

反対に。

右腕の絡め手をなくして。

左手の添え手だけにもしてみる。

要は。

摩擦が残る程度に。

相手と接続できていればよく。

後は。

自分の関節を固めず。

慣性が順番に伝わる状態になっていればいい。

先入観を少しずつ。

削ぎ落していく。

そんな練習の一幕でした。

2018年6月9日(土) 練習日誌② 腕を絡めるも身は崩さずに

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直立した相手の。

脇から右腕を差し込んで。

相手の背中から肩に向けて。

腕を絡める。

左手は肩に当てた手に添えるように。

アームロックのような態勢。

ここから。

相手を地面に圧し潰すわけなのだけれど。

相手の関節をどうだとか。

などは気にせずに。

ただただ。

自分の肩甲骨が。

肘が。

余計な力を入れずに。

あるべき場所に定まるようにしておく。

そうして。

ただただ。

自分の身体を鉛直方向に。

抜き下がれば。

相手は。

明確な作用を感じないのに。

地面にしゃがまされてしまう。

力で。

こじろうとすると。

反対に反作用が生じて。

筋力同士のぶつかり合いになる。

力を使わず。

運動の慣性を使う。

そんな練習の一幕でした。

2018年6月9日(土) 練習日誌① 沈肩で相手との繋がりを保つ

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中国拳法の要訣として。

沈肩を改めて復習。

肩を沈める。

なるべく。

肩甲骨の重みに任せて。

肩甲骨が。

背骨に近づき。

下方に引かれるに任せるようにする。

そうすることで。

体幹からの慣性。

動きを。

腕として。

伝達されやすい状態に導く。

そのために。

腕を上げるときも。

立身中正の状態から。

肩甲骨の位置が変わらないように。

慎重に上げるようにする。

上腕を肩甲骨を中心に。

決して。

腕を伸ばすときに。

肩甲骨が背から。

脇に移動してしまわないように。

試しとして。

差し出してもらった相手の手に。

こちらから軽く触れて。

相手に傾くことなく。

下方に身体ごと落下してみる。

沈肩がきちんとできていれば。

相手に移動の慣性が伝わって。

相手も一緒に下方に落下することになる。

そんな練習の一幕でした。

2018年5月26日(土) 練習日誌④ 二人相手でも一つの挙動で羽ばたき打つ

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形意拳の鶏形の。

起式の練習から。

身体の正中線を。

左に右に。

撚り動かすことで。

両腕を左右に。

羽ばたきのように。

ばたつかせる。

この動きを使って。

左右に人を二人配置して。

両者が同時に近づいた場合。

左→右と撚ることで。

左方の相手に。

左腕での相手の攻撃の制圧と。

右腕での打撃を同時に放つ。

このときに。

右の撚りによって。

右方への勁力を出し始め。

左への打撃が。

そのまま。

右の相手への打撃。

もしくは。

右腕での制圧と。

左腕での打撃を実現する。

乱暴ではあるけれど。

多人数相手に囲まれたときには。

暴れるかのように。

羽ばたき打つ動作は。

とても効果的。

そんな練習の一幕でした。

2018年5月26日(土) 練習日誌③ 隙間での運動が伝わる

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ナイハンチの形の練習。

身体を開きながら。

折り曲げた右手を。

ドアのノックのように振り打つところ。

身体の開きによる。

右肩の搖動の。

後ろへの引きで打ち込んでいく。

試しとして。

相手に右手を押さえてもらって。

体の動きを掛けていく。

相手がいると思うと。

つい。

肩が前に出るときに。

押そうとしてしまったり。

腕を伸ばして。

前に腕を突き出そうとしてしまったり。

形と異なる動作となってしまう。

相手に掴まれていても。

相手の両手と。

自分の肩のラインの間。

その隙間で。

肩と肘が。

ばたばたと動く。

そんなイメージが近い。

すると。

相手は掴んでいる手や腕が動かずとも。

腰や背中や首が。

がくんと後ろに動かされて。

体を崩して下がることになる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年6月23日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2018年6月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2018年7月21日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2018年5月26日(土) 練習日誌② 振る舞いは変えず変わるに任せる

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胸郭が後ろに倒れる動作を使って。

両の腕を。

上方に跳ね上げる。

細かく分解すると。

まず上腕が傾いて。

その傾きを解消することで。

前腕も上がっていく。

この動作を。

相手に前から止めてもらう。

そのときに。

相手がどう止めに来ても。

自分の振る舞いは変えない。

ただ単に。

胸郭の倒れによる。

肩甲骨の揺れによって。

上がるように腕を上げていくだけ。

相手の干渉は。

干渉のままに。

相手が上腕を押さえてこれば。

上腕は押し戻されながら。

代わりに前腕が早めに上がっていく。

その運動で相手が崩されれば。

再び解放された上腕は。

元の振る舞いとして上がり直す。

自分から。

こうしようとか。

ああしようとかはなく。

結果として変化した動きになる。

自分が狙ったものでもない。

そう動くさまは。

また新しい感覚で面白い。

そんな練習の一幕でした。

2018年5月26日(土) 練習日誌① 動きを乱さず下がれるところまで

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八極拳の小八極。

起式で腰を下げるところを練習。

立身中正を守り。

そのまま。

身体の各部分が。

一様に。

動きが乱れることなく。

下がれるところまで下がるようにする。

脛。

腿。

骨盤。

胸郭。

頭骨。

それぞれが。

一通りに。

留まることも。

早まることもなく。


試しとして。

拳面同士を向かい合わせた。

両手の下を。

相手に支えてもらって。

降りる動作をする。

きちんと。

一様に下がれれば。

その動きを止めることができずに。

相手は地面にしゃがみこむことになる。

そんな練習の一幕でした。

雑記:為すを無くして自ずと然り

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武術にして。

ひとつの障害となるのが。

相手を。

どうにかしようとする気持ち。

矛盾するようだけれど。

人為的な。

作為的な。

為すことが入ると。

逆に。

思い通りに行かない。

為すを無くして。

それでも。

その振る舞いが。

行く先に。

自ずと然(しか)るに任せれば。

案外。

望んだ結果を得ることができる。

存外。

それは。

自分の定めた結果ではないとしても。

無為自然。

そんな自然の理のひとつ。

2018年5月19日(土) 練習日誌③ 理屈と套路の動きと

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姿勢を整えながら。

真下に降りる練習で。

相手に両手を差し出してもらって。

相手の両手に自分の両手を乗せて。

純粋に。

真下に降りられれば。

その慣性が伝わって。

相手も真下に崩れ落ちる。

けれど。

触れている両手において。

相手に圧力を掛けようとすると。

そこでの反作用によって。

相手に慣性が伝わらなくなってしまう。

けれど。

この注意点は。

頭で処理しようとすると難しく。

反対に。

太極拳の。

起式で下がる動作をするだけの方が。

上手くいく人もいる。

起式として。

腰を下ろして。

腕を畳んでいく。

その動作が。

身体の振る舞いを。

全く活用できるようになっている。

理屈と。

套路。

偏らず練ることが大事だと再確認できる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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