理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

雑記:勁力は伝わりビリヤードの如く

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練習風景からの切り取りをまたひとつ。

青竜出水、欄捶の練習を推し進めて。

力の伝達のことはじめも加えていく。

少しずつ積み重ねるように。

重ねたものの効果を測るためのちょっとした遊び。

キックミットを横にしてひとりが持ち支えて。

キックミットを挟んで二人が向かい合う。

一人はキックミットの面に両手を重ねて足は前後。

衝撃に備えて踏ん張る姿勢。

もう一人は勿論キックミットに捶を放つ。

それぞれ練習した式を用いて。

肚から起こる勁力を繋げて。伝えて。突き立てて。

体重や単なる筋力で打った場合は。

キックミットはその身を萎ませて双方の対立に潰される。

上手く勁力が伝わったときは。

キックミットはあまり変わった様子をみせず。

寧ろ固さを保ったままのようにすらみえて。

踏ん張り役の人だけが。

キックミットから引きはがされて後方に跳ねる。

そんな大げさに吹き飛んだりはしないけれど。

2つ並んだビリヤードの球にきれいに白玉を当て込んだように。

小さいながらも確かに弾ける。

身体を抜けるものがある。

人の身体を頻繁に打つわけにはいかないので。

こうやって遊ぶように試してみるのも時には必要。

そんな感じで勁力は通り抜けるものだから。

間違ってもキックミットを越えた先に。

脇腹とか急所に繋がる部分を置かないように。

遊びにも最低限の注意が必要。

そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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