理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2015年10月3日(土) 練習日誌②

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体幹の操作はまずはみぞおちで体を上下に分割するところから。

足を肩幅に開いて立ち上がり。

お腹を左に切る。

だけれど胸はなるべく正面のまま。

続いて捩れて張った力を抜く。

腰を切った力は留め置く。

胸がお腹に引っ張られて左に切れる。

まずはこれだけ。

見た目には捻転して力を溜めて上体を振っているような動作。

はじめはそれと変わらなくていい。

パートナーに前に立ってもらって。

自分が相手の両肩を軽く挟んでもらうか、相手に自分の両肩を持ってもらうか。

初学であれば持ってもらう方が簡単だ。

その状態で腹→胸と動かすと、相手が崩されて横に動かされる。

ここの反応は人それぞれだけれど。

腹と胸が分割できたら、肩甲骨も含めて三分割にトライ。

余裕ができたら前半にやった肘の緩めと力の伝達も加えてみる。


太極拳を進めている人はここから青竜出水(せいりゅうしゅすい)へ。

姿勢を中腰に移して。

左腰を自然な位置から前に出して用意。

前に出すための力を緩めることで左腰は自然な位置に戻ってくる。

自然な位置を通り過ぎることで。

腹→肩甲骨→肘→手首の緩めによる連鎖が始まる。

勿論これだけではこの形は完成しない。

だけれどまずは力みや頑張りでない勁力を体感できる。


お試しとして右拳は前に残したまま。

相手に足を前後にして両手を合わせてその拳にあてがってもらう。

自然な緩みの伝達に成功すれば。

体格の小さな女性でも。

体格の優(まさ)る男性を後ずさりさせることができる。

下がった方も下げさせた方も。

どちらも何かの間違いだと思って。

頑張ったときの場合を試して微動だにしないことを確認する。

相も変わらず狐に化かされたように感じる光景。

自然を目指しながらそんな非日常感を味わう。

それもひとつの醍醐味だなと僕は思う。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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