理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2020年2月22日(土) 練習日誌④ 手首を落として連鎖でその身を落とす

Permalink:

関節の連動を学ぶために。

ちょっとした遊びの練習をしてみる。

手首について。

塔手を取った状態から。

一旦手首を緩めて。

中指が。

地面に水平になる状態にする。

そこから。

手首が塔手に戻る方向に。

手首を向けることは。

前腕の前端を下げることになり。

肘側を上げることになり。

上腕の肘側が上がることは。

上腕の肩側が下がることになり。

鎖骨と。

肩甲骨が下がることになる。

身体としては。

下方に力が向くことになって。

自ら起こせば。

安定するし。

相手に強制されれば。

下方に慣性が掛かることになる。

反対の動きは。

反対の作用を起こす。

試しに。

相手の手を取って。

強制的に塔手を作るように。

手首を下げてやると。

そこに連鎖するように。

地面に崩し落とされてしまう。

末端の操作で。

体幹に作用する。

そうした連動性を体感することで。

自分の身体の理解を進める。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌③ ずらすと受けるを分けて行う

Permalink:

相手の攻撃を捌く。

そのときに。

攻めが起動するそのタイミングで。

躱す。

逃げる。

逸らすなど。

いろんな動作をこなすのは。

とても大変なので。

まずは。

単純な動きに限定して。

相手が一歩入って。

打ってくる。

そこに対処する動きを分解する。

まずは。

相手が一歩入るときに。

自分の。

今の立ち位置をずらす。

このときに。

地面を蹴る動きは使わずに。

体幹を基にして。

移動することによって。

実現する。

すると。

少なくとも相手は。

始めの予定からは。

少し行動を変える必要があって。

元のエネルギーが減少する。

加えて。

自分の視覚で捉える情報も。

やや斜になることで。

前後の位置関係ではなくて。

少し。

左右の位置関係になって捉えやすくなる。

その状態で。

相手の攻撃に対して。

受ける。

逸らす。

そうした防御行動をとる。

ずらすことと。

防御すること。

時間的に分割することで。

こちらの頭の使い方を分けると共に。

同時に扱う複雑さを軽くする。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌② 体幹の動きを基に地面を移動する

Permalink:

立って移動するときに。

地面を蹴らずに。

移動することを学ぶために。

まずは。

足を使うことを抑制するため。

地面にお尻をつけて。

その状態で動くことを練習する。

そこから。

自分の身体の。

構造を崩してみること。

例えば。

お腹を凹ませれば。

重心が崩れて。

後方に転がっていく。

そんな原初的な動きで。

体を崩し。

地面を転がるように。

動こうとする。

足や腕は。

その崩れた先の。

新たな支点を生み出すために使う。

立った状態で。

足を無意識的に使うよりも。

一旦。

地面に戻って。

座った状態で。

体幹主体で動くことを経験する。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌① 身体より出て伝わる時間でその後に伸びる

Permalink:

捶を打つ練習。

体幹と腕を繋げた状態で。

身体の重みも使いながら。

相手に腕を宛てていく。

キックミットを持ってもらって。

的に向けて。

一打放つ。

このとき。

的に当たるまでは。

能動的に。

腕を伸ばそうとする。

筋肉を使うのではなく。

身体と繋がった。

その状態を保つことに無心する。

そうして。

的に当てていくと。

身体と。

同期した動きによって。

体幹の慣性が。

ミットに伝わるようになる。

ひとまず。

腕を。

伝達物として捉えるために。

ここでは。

そのまま。

身体の動きを止めず。

前方に進む力を出し続ける。

すると。

ミットに当たった直後は。

互いの運動が作用する時間となって。

相手が。

その運動量をこらえきれずに。

平衡を崩して。

のけぞったり。

後退したり。

ミットとこちらの肩との距離があくと。

それを埋めるように。

自分の腕が伸びることになる。

伸ばすのではなく。

伸びる。

その自然な感覚を得ることも大事。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月15日(土) 練習日誌④ 動きながら腕挙げるに意を合わす

Permalink:

太極拳の起式で。

腕を挙げて下ろす。

単体で動いたときには。

相手に触れることで。

容易に。

相手の平衡を崩して。

制御することができる。

だけれど。

例えば。

相手の捶を躱しながら動いて。

同じように振舞おうとすると。

全く力のない腕になってしまう。

これは。

複合した動きになったときに。

腕の挙げ方が変わること。

意を以て。

気を通して。

腕を挙げようとしないこと。

体幹の力を。

腕に通して。

伝達できる腕にして。

腕を操作しないことに起因する。

躱す動作は。

ついでくらいにして。

まずは。

ゆっくり。

套路としての。

動き方を再現することを気にする。

それができれば。

躱しながらも。

同じように。

力をもった腕を操ることができる。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月15日(土) 練習日誌③ 伝う腕を保ちて重さを重ねる

Permalink:

自分の腕を最低限に保ち。

自分の体幹で腕を使って。

相手に力を伝達できる状態。

その状態のまま。

相手を打ってみる。

このときに。

相手を打つからといって。

腕を伸ばそうという気持ち。

衝突に備えて。

腕全体を固めようという気持ち。

それを持たないようにする。

ただただ。

モノの如く。

持ち上げ保たれた腕を使って。

相手に衝突させるようにする。

まずは。

軽く。

軽く。

慣れてきたら。

拳と。

手首だけはぐらぐらしないように。

固める力を強くして。

動き出すとき。

衝突した後。

それぞれで手首以外の節々が。

若干遅延するくらいでいい。

逆に。

節々を固めると。

反作用を受けてしまって。

腕の運動を阻害する居着きを生みやすい。

身体と緩く接着した。

動き出しから。

衝突までを操作することで。

体幹の重さ。

また。

腕のそのままの重さを使った。

打撃が実現できる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.