理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

雑記:体をばらばらに動かすことを

Permalink:

デスクワークや日常生活を続けていると。

偏った姿勢から筋肉や腱は強張っていく。

いわゆる癒着というやつだ。

後は血流の滞りなんかも起こったりする。

特に胴体部(肩甲骨や股関節を含む)は固くなりがち。

基本功の甩手や、套路をこなすことでも。

こういった強張りやコリのようなものは解消できる。

だけれど、昔受けたことのあるシステマのセミナーでは。

さらにダイレクトに。

体の部分を動かすエクササイズを習うことができた。

これがそのインストラクター独自のものなのか。

システマ一般で扱われているのかは知らないけれど。


ここでは胸のエクササイズだけ抽出。

まずは平行立ちになって。

体の他の部分はなるべく動かすことなく。

胸郭だけを前に突き出す。

続いて突き出した胸郭を左に。

後ろに、右に。

そしてまた前に。

動作はこれだけ。

但し、首から上と骨盤から下は固定する。

後、体を拗る(ねじる)ことはしない。

胸郭を左にずらしても正面は向かせたままだ。

はじめはゆっくりはっきりと。

四角形の頂点をなぞるくらいがいい。

慣れてきたら滑らかに円を描くように。


後は、正面からはじまって。

左、後ろ、また正面、右、後ろ、正面。

これを繰り返すと8の字で回ることになる。

Figure Eightとシステマでは呼ばれているかな。


このエクササイズを通すことで。

胸郭を分離して動かす感覚を養うことができる。

それを動かすための内部の筋肉もいっぱい動く。

慣れてない人は意外と体が温かくなったりもすると思う。

中国拳法も。

各拳種で似たような動作もあるだろうし。

敢えて切り出さなくとも練っていくことは可能だろう。

それでも。

時間や空間の都合も人にはあるのだから。

こういったちょっとした動作を覚えておくのは利があると思う。

最近体動かせてないなと思ったら。

ちょっと試してみるのもよいかと思う。

そんな自然の理のひとつ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.