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2015年12月26日(土) 練習日誌① 今年最後の練習は套路で〆

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愛知の今年最後の練習。

練習の大半は基本的な身体の動かし方をトレーニング。

最後の最後は各自に合わせて套路に取り組んでもらった。

太極拳は簡易式。

八極拳は小八極。

加えて、新しめのメンバーには。

特性を考えて形意拳を。

こちらはまだ套路とまではいかないので。

まずは起式の3分の2ほどを。

どの拳種でも。

起式とか開門式とか存在するけれど。

どの動作も単純にみえるがおろそかにできない。

なにしろ。

これらの動作は学習者が最も多く繰り返すことになるから。

套路はとても合理的にできていて。

勿論その全体で思想そのものを成立させていたりもするだろうけれど。

その套路の中で特に学ぶべきもの。

身につけるべきものというのは。

開始に近いところに配置されている。

とにかく繰り返しが大事だから。

身体に当たり前のように染み込ませなくてはならない。

反対に。

ここを適当にこなしてしまうと。

適当な基盤が出来上がってしまうことになる。


簡易式も小八極も形意拳の起式も。

きちんと立身中正を守って並歩で立つところから。


簡易式は足を開いて手を挙げていく。

まさにその一挙手一投足を。

小八極は拳同士を合わせるために肘を外に張り出すことが。

形意拳も足先を開いて両手を大きく開き挙げていくこと。

それから肘を使って電柱を抱えるように丸く両手を合わせていくこと。

それらを丁寧に注意深くなぞっていく。


それは確かな基盤の生成であって。

入門への儀式(セレモニー)であって。

無駄なく抜かりなく取り組まなくてはいけない。

とはいえ。

はじめから完璧さは求め得るものではないので。

心構えだけ持っていればまずはいい。

年の瀬に開始に拘ってみたけれど。

終わりははじまりではじまりは終わりと繋がっているから。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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