理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2020年6月20日(土) 練習日誌④ ゆっくり緩めて拮抗緊張を抑える

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緩めて動かすことを改めて。

前腕を立てて。

上腕を地面に水平に近く。

傾ける。

この前腕を相手に握ってもらって。

この。

持ち上げた力を緩めて。

腕は直角のまま。

腕を下ろしていく。

このときに。

脱力を意識し過ぎて。

ストンと落とそうとすると。

素早く落ちることが。

脱力ができていること。

と思ってしまって。

腕を下げる力を入れてしまう。

すると。

それは。

単に肩の根本近くの力で。

相手を引き下げようとすることになって。

末端近くの力の勝負になる。

まずは。

運動。

慣性を使うために。

そんなストンと落とす必要はなく。

持ち上がった腕が。

ふわりと。

ゆっくりとでよいので。

下方に浮遊して。

下っていくというくらいで。

ゆっくり緩めていく。

こうすることで。

反対の落とすための。

拮抗筋の緊張を抑えることができて。

この腕を掴んでいる相手は。

感覚的には。

ずしりと重く。

引き込まれるような感覚で。

耐え難さを得ることになる。

速さは求めず。

それでも。

ことを起こせば。

伝わるは速く。

そんな練習の一幕でした。

2020年6月20日(土) 練習日誌③ 気沈丹田でトルクを上げて慣性を高める

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横隔膜を押し下げて。

内臓を下げ留めることで。

身体操作的な。

気沈丹田を実現する。

その状態で。

股関節は自由に。

固めることなく。

鬆腰鬆跨(しょうようしょうこ)にしておくけれど。

腰椎部分は。

腹圧を掛けた状態で。

あまり捻じったりせず。

その固まりで動くようにする。

代わりに。

胸骨は自由度高く保って。

重さは丹田に。

上体は緩やかにする。

上虚下実を実現する。

そうして。

丹田部分を。

緩めた股関節を使って。

動かし始めて。

上体はその動きで。

勝手に作用を受けるようにする。

その結果。

重さが集約された丹田で。

十二分にトルクが発揮されて。

末端への慣性が起こり。

上体を緩ませておけば。

後は特別な操作せずとも。

相手に作用を起こすことがし易くなる。

理屈は理屈。

実践は実践。

そんな練習の一幕でした。

2020年6月20日(土) 練習日誌② 内臓を上に伸ばして浮かせしむる

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腹圧を掛けて。

内臓を下方に押し留めることで。

重心を低く保つことができたら。

遊びとして。

反対に。

呼気で。

横隔膜が上がるときに。

そのまま。

肋骨も持ち上げることで。

内臓を縦に。

上に。

伸ばしてやるよう。

身体を操作する。

相手に。

こちらの腕を掴んでもらって。

呼吸をしながら。

下方から上方への。

落差を作ってやりながら。

少しだけ。

前方にも重心移動すると。

相手は。

みえない重心の上方への作用がわからず。

身体が浮かされて。

前に進んでくる。

力に耐えることが難しくなる。

遊びではあるけれど。

腕を掴む瞬間。

手刀がかち合う瞬間。

契機を測って仕掛けると。

よくわからずに。

力が失われたように感じる。

そんな練習の一幕でした。

2020年6月20日(土) 練習日誌① 腹圧を高めて重心を落として安定を

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久しぶりの練習は。

気沈丹田として。

腹圧を高めて。

重心を低く保つ練習をする。

呼吸としては。

所謂。

腹圧呼吸という形をとる。

吸気は。

横隔膜を下げて。

お腹よりは。

背中側を膨らますようにする。

あくまで。

内臓が肚に集まり。

肺は肺として。

肋骨に囲まれた空間にあることは忘れない。

呼気は。

横隔膜は戻っていくものの。

肋骨を。

閉じながら。

下に保つようにして。

横隔膜が上がり過ぎないように。

制御してやる。

そうすることで。

呼吸を通して。

腹圧は高いまま。

内臓の集まりは低く。

重心も低いままを安定を保てる。

前に掌を出してもらって。

腹圧を掛けているときと。

掛けていないときで。

どちらが押される力に。

安定して耐えられるかを確認する。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌④ 手首を落として連鎖でその身を落とす

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関節の連動を学ぶために。

ちょっとした遊びの練習をしてみる。

手首について。

塔手を取った状態から。

一旦手首を緩めて。

中指が。

地面に水平になる状態にする。

そこから。

手首が塔手に戻る方向に。

手首を向けることは。

前腕の前端を下げることになり。

肘側を上げることになり。

上腕の肘側が上がることは。

上腕の肩側が下がることになり。

鎖骨と。

肩甲骨が下がることになる。

身体としては。

下方に力が向くことになって。

自ら起こせば。

安定するし。

相手に強制されれば。

下方に慣性が掛かることになる。

反対の動きは。

反対の作用を起こす。

試しに。

相手の手を取って。

強制的に塔手を作るように。

手首を下げてやると。

そこに連鎖するように。

地面に崩し落とされてしまう。

末端の操作で。

体幹に作用する。

そうした連動性を体感することで。

自分の身体の理解を進める。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌③ ずらすと受けるを分けて行う

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相手の攻撃を捌く。

そのときに。

攻めが起動するそのタイミングで。

躱す。

逃げる。

逸らすなど。

いろんな動作をこなすのは。

とても大変なので。

まずは。

単純な動きに限定して。

相手が一歩入って。

打ってくる。

そこに対処する動きを分解する。

まずは。

相手が一歩入るときに。

自分の。

今の立ち位置をずらす。

このときに。

地面を蹴る動きは使わずに。

体幹を基にして。

移動することによって。

実現する。

すると。

少なくとも相手は。

始めの予定からは。

少し行動を変える必要があって。

元のエネルギーが減少する。

加えて。

自分の視覚で捉える情報も。

やや斜になることで。

前後の位置関係ではなくて。

少し。

左右の位置関係になって捉えやすくなる。

その状態で。

相手の攻撃に対して。

受ける。

逸らす。

そうした防御行動をとる。

ずらすことと。

防御すること。

時間的に分割することで。

こちらの頭の使い方を分けると共に。

同時に扱う複雑さを軽くする。

そんな練習の一幕でした。

2020年2月22日(土) 練習日誌② 体幹の動きを基に地面を移動する

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立って移動するときに。

地面を蹴らずに。

移動することを学ぶために。

まずは。

足を使うことを抑制するため。

地面にお尻をつけて。

その状態で動くことを練習する。

そこから。

自分の身体の。

構造を崩してみること。

例えば。

お腹を凹ませれば。

重心が崩れて。

後方に転がっていく。

そんな原初的な動きで。

体を崩し。

地面を転がるように。

動こうとする。

足や腕は。

その崩れた先の。

新たな支点を生み出すために使う。

立った状態で。

足を無意識的に使うよりも。

一旦。

地面に戻って。

座った状態で。

体幹主体で動くことを経験する。

そんな練習の一幕でした。

理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会>

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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